【FX初心者のためのやり方始め方】実践編④トレンドラインの引き方とブレイクポイント

普段相場はジグザグと波のような形を形成しながら、進んでいきます。
トレンドとはこのような波が連続して一定の値幅、リズムを保っている状態です。

高値、安値にラインを引くと、右肩上がりになったり、右肩下がりになっていたり、横ばいの状態になっていることがわかります。
そのラインをトレンドラインと呼び、それぞれのラインの形によって特徴などがわかります。

今回はそのトレンドラインの引き方、そのラインからのブレイクや騙しなどの判断を解説していきます。

FXでのトレンドラインの引き方、名称

トレンド相場では、トレンドラインというラインを高値や安値をつなげて引くことができます。

サポートライン、レジスタンスライン、保ち合いトレンドライン

上昇トレンドは、前の安値を次の安値が下回らず、前の高値を次の高値を更新して切り上がっていく状態で、このときは、安値同士を結び、これを下値支持線(サポートライン)と呼びます。
上昇トレンドでは、レートが下落したとしても、そのサポートライン付近で反発し、押し目を付けながら上昇すると見ます。

下降トレンドは、前の高値を次の高値が上回らず、前の安値を次の安値が更新して切り上がっていく状態で、このときは、高値同士を結び、これを上値抵抗線(レジスタンスライン)と呼びます。
下降トレンドでは、レートが上昇したとしても、そのレジスタンスライン付近で反発し、戻り高値をつけながら下落すると見ていきます。

また、横ばいの保ち合いトレンドでは、安値同士を結んだ線が保ち合いトレンドライン(サポートライン)となります。

アウトラインを引く

次にトレンドラインに沿って平行に反対に引きます。
それをアウトラインを呼び、そのラインに挟まれた場をチャネルと呼びます。

アウトライン、チャネル

アウトラインの引き方としては、一番外側の高値安値に合わせて引くか、内側に合わせて引きます。
内側に合わせたほうが当然チャネルが狭まるので、決済のタイミングが早くなります。
初心者はまず内側にアウトラインを引くようにするといいでしょう。

✓上昇トレンドラインの引き方

上昇のトレンドラインを引くには、上記の画像のように、安値を結ぶようにラインを引くとできます。
画像ではA、B、Cが目立った安値ですので、それらを結んで線を引くと、サポートラインになります。

続いて、平行に高値のポイントを結んでアウトラインを引きます。
外側に引くと画像の青い線、内側に引くと黄色い線がレジスタンスラインとなります。
内側のほうが取引するタイミングなどを早くできますので、初心者はなるべく内側に引くといいでしょう。

✓下降トレンドラインの引き方

下降トレンドラインは、2つ以上の高値を結んでラインを引きます。
A、B、Cのポイントを結んでラインを引くだけで下降トレンドラインを引くことができます。

続いて、平行に安値のポイントを結んでアウトラインを引きます。
外側に引くようにすると青い線、内側に引くようにすると黄色い線がサポートラインになります。
下降トレンドラインのサポートラインも同じように、初心者は内側に引くようにすると、決済などのタイミングを早くできリスクヘッジになるのでおすすめです。

トレンドラインを利用して売買をする方法

トレンドライン利用した売買の基本は、そのトレンドに逆らわずについていくことです。
相場がチャネルを形成しているときは、上昇トレンドでも下降トレンドでもそのチャネル内で売買を繰り返しながらトレンドに乗ると、利益を出すチャンスを多く得られます。

チャネル内で売買を行う場合、上昇トレンドでは下落してサポートラインで跳ね返されたところで買い、レジスタンスラインまで伸びたところで売りを出します。
下降トレンドでは逆にレジスタンスライン付近で売り、下落してサポートライン付近まできたところで買い戻します。

過去の高値安値もポイント

トレンドラインだけでなく、過去の主要な高値、売値のポイントも大事な節目となることが多く、そのポイントでレジスタンスライン、サポートラインの起点となることがあります。

過去のポイントでは、ほとんどのトレーダーがそれを節目として意識するので、その近辺で利食いや損切りが出やすくなります。
また、過去にその近辺で売買した人はそれから一度も利益、または損失が出ていないということなり、その場合はポジションの巻き戻しが多くなります。
心理的影響だけでなく、実際に巻き戻しなどのようなこともあるので、過去の高値安値などの節目となるポイントは抑えておくと良いでしょう。

ブレイクと騙し

相場には騙しと呼ばれる、トレンドラインを突き抜けたあとにすぐにまたライン内に戻ってくる現象があります。
突き抜けていってまた新たなラインを引くような相場になると、それをブレイクといいます。

ブレイクしたときは新たにポジションを持つチャンスですが、ライン内にすぐに戻ってくる騙しには注意しなければなりません。
そこで本当にブレイクしたかを見極めることが大切です。
見極めるポイントは主に3つあります。

    • ブレイクする直前にトレンドを変えるような材料が出たり、出来高を伴いながらブレイクした時
    • トレンドラインで跳ね返された回数が多いときや、比較的トレンド形成時間が長く経過した後にブレイクした時
    • 今見ているチャートよりもさらに足の長い期間のチャートでもブレイクしている時(時間足でブレイク→日足でもブレイク、など)

ブレイクだと判断するには

ブレイク プルバック 騙し

ブレイクしたときの特徴は、まず上昇時にサポートラインを抜けると、そのサポートがレジスタンスラインに変わります。
その反対に下降トレンドの時にレジスタンスラインを抜けると、そのレジスタンスラインがサポートラインに変わるという特徴があります。

また、一旦抜けたと思っても一度もとのトレンドに戻されることがあります。
これをプルバックといい、一時的なブレイクと勘違いしてしまう場合がありますので、注意が必要です。
このプルバックがブレイクしたトレンドラインで跳ね返されると、レジスタンスラインがサポートに変わったと見て、ブレイクが本物であると見ることができます。

一時的にブレイクしても、終値ベースでトレンドに戻っているときは、一時的なブレイクと見ることができるため、気をつけましょう。
逆に終値ベースでトレンドをブレイクしているときは素直にブレイクと見ることもできます。
しかし、騙しであることもあるので、様子を見ながらトレードしていくことが大切になります。

迷ったらローソク足の実体にあわせて引くのがおすすめ!

どこに線を引けばよいかわからない、という人は、まず線はたくさん引いていくのがいいでしょう。
たくさん引いていけば、自然とどこが大切なポイントなのかがわかってくるからです。

また、それでも迷ってしまうという人は、ローソク足の実体に合わせて引くことをおすすめします。
FXでは重要な経済指標の発表や、要人の発言があると、数分間で価格が乱高下します。
このとき、ローソク足の上下に長いヒゲができますが、上下に長いローソク足は、そのローソク足が形成される間、一時的な乱高下の影響で相場がどちらに進んでいくのかわかりにくくなります。

この場合、上下のヒゲは本来のローソク足の値動きからは逸脱した水準になっています。
そのため、価格帯の落ち着きどころである、実体のほうが本来の価格に近いと言えます。

そのような理由から、どこに引けばよいのかわからない、迷う、という人には、まずローソク足の実体を結ぶことを意識してみてはいかがでしょうか。