【海外FX】スプレッドが広がる理由とは?

「スプレッド」とは買い値と売り値の差額のことを言います。
今回なぜそれらが広がってしまうのかを解説します。
一言でまとめると以下のとおりです。

・レートの急激な変動
・流動性が低い
・カバー先が少ない

そんなスプレッドには国内FXと海外FXで差があり、国内FXのほうが狭くなっています。
しかしスプレッドが狭いからといって国内FX業者のほうがよいのかというとそうではありません。
その分「不正行為」などで利益を上げている可能性が高いからです。
それを以下から簡単に説明していきます。

詳しくはこちら:【なぜ、国内FXのスプレッドは、海外FXよりも狭いのか?】

スプレッドが広がる理由

スプレッド 売値と買値の差

スプレッドは買い値と売り値の差額のことです。
上の画像のように、売り値が112円14.6銭で、買い値が112円14.9銭の場合、その差は0.3銭あります。

例えば1ドルを同じ「時刻」に買った場合、どちらも同じ金額になるはずです。
同じ時間に1ドル=112円ならば、売ろうが買おうが本来なら同じ値段でなければおかしいのです。

つまりスプレッドとは「手数料」のようなもので、上の画像のレートでFX取引した場合、0.3銭がFX業者の利益になるのです。

これがスプレッドです。

このスプレッドは毎秒少しずつ変化しているのですが、時々かなりの広がりをみせることがあります。
それにはどういう理由があるのでしょうか。
主に以下の3つが考えられます。

・レートの急激な変動
・流動性が低い
・カバー先が少ない

レートの急激な変動

レートの急激な変動

レートが変動すると約定を出す顧客が多くなりますが、国内FX業者はそのときにスプレッドを広くします。
変動時にスプレッドの広がりを大きくすることでFX業者は利益を得ています。

またレートが急激に変動するとスプレッドを広げます。
最初からスプレッドを広くしておけば早めに強制ロスカットになる人が出ます。
レートが飛んでしまう前に強制ロスカットにしてしまえば口座内資金以上の損失が発生しないからです。
このようなスプレッドの悪質な操作によって、国内FX業者は損失を最低限に留めるのです。

さらに詳しく説明します。

国内FX業者はすべりといって、スリッページ{わざと約定を遅くさせること}を起こすことがあります。
かなり急激な変動――例えば直近だとスイスフランショックが有名ですが、そのようにレートが急激に変動すると、相場がストップして数十分間も取引ができなくなります。
そうなるとロスカットも間に合わず、国内FXでは多くの人が追証を負わされます。強制ロスカットで必要証拠金以上の損失が発生した場合、追証となり、借金を負うことになるのです。スイスフランショックの時は実際に何千人もの人が追証を負わされてしまいました。

そうなってしまうと投資家はその追証を支払うまで次の取引ができなくなります。ですが、このような急激な相場変動の場合、困るのはFX業者も同じで、何人もの人が強制ロスカットされると、追証を負うことになるため、その負債を支払えない人が多発し、全ての損失を回収できなくなる恐れがあるのです。
顧客の損失を回収できないと、最悪FX業者は倒産してしまいます。そうならないためにも、FX業者は損失をしっかり回収しないといけません。

FX業者がスプレッドを広くしておくことにより、早めにロスカットとなり、証拠金の資金以内に損失を抑えつつ被らせることができます。
つまりFX業者は多くの場合こうして、顧客の損失をすべて回収できないリスクを軽減し、投資家・顧客側に払えるだけの損失を被らせているのです。

流動性が低い

通貨の流動性の違い

流動性が低い場合にもスプレッドは広がる傾向があります。
流動性はその通貨を買う人/売る人が多い状態のときに「流動性が高い」といい、逆の場合は「流動性が低い」といいます。

つまりスプレッドが広がるときはその通貨を買う人、売る人、つまり取引する人が少ないということです。

取引する人が少ないということはそれだけ取引も約定しにくくなります。
そうなると一つ一つの取引が少なくなるので、その分をFX業者はスプレッドによって埋めるのです。

そのためマイナーな通貨での取引のほうがスプレッドが広くなる傾向にあります。
「米ドル/円」「ユーロ/円」よりも「スイスフラン/円」「カナダドル/円」などのほうがどのFX業者でもスプレッドが高い傾向にあります。

また「ドル/円」「ユーロ/円」でも時期によっては取引量が落ちるため、スプレッドが広がります。
それは年末年始や大型連休などの期間や、市場が閉じている時間帯などが当てはまります。

カバー先が少ない

海外FX カバー先金融機関

買い値と売り値は、FX業者が取引を行っているカバー先が提示する為替レートを参考にしています。
カバー先とはFX業者が取引している金融機関のことです。

カバー先が多いほど選ぶ為替レートの選択肢が増えるので、その都度、最安値、最高値を提示できるため、スプレッドを狭くしやすくできるのです。

一方、カバー先が少ないFX業者は選択できる為替レートが少ないため、多くのカバー先と提携しているFX業者よりスプレッドが広くなってしまうのです。

国内FXのスプレッドが海外FXのスプレッドより狭い理由

冒頭でも述べましたが、スプレッドは狭ければいいというわけではありません。
特に国内FXのはスプレッドが低く設定されており、海外FXは高い傾向にあります。

しかしそれには理由があります。

国内FXはスプレッドを狭くする代わりにノミ行為などで利益を上げているのです。
国内FXはDD方式を採用しているため、顧客側の損失が利益になります。
利益が相反しているので、顧客側に損失がでるような取引を行っているのです。

つまりスプレッドで利益を回収しない分、ノミ行為によって「顧客側に損をさせる=FX業者が儲かる」という利益相反関係を生み出すことで、レートずらしやスリッページなどで顧客を負けさせる、損をさせる不正行為を行っているのです。

このような利益相反取引をしているのは日本くらいで、海外ではFX業者に求められているのは取引の透明性・信頼性で、スプレッドの狭さは重要視されているわけではありません。

海外FXはスプレッドだけの利益

一方、海外FXはNDD方式を採用しています。
NDD方式は顧客の注文が直接インターバンク市場に流され、海外FX業者は取り次ぐだけで取引には一切関与しないため不正行為は一切行われません。

顧客の注文をインターバンクに直結させるので、相対取引のような利益相反にはならないので、海外FX業者はスプレッド収入だけを得る形になっています。
顧客の利益=海外FX業者の利益、ということで、よりFX会社は透明性や信頼性を重んじているのです。

つまりこのような海外FX業者に顧客を負けさせようとする意図が生じる余地はなく、不正行為をすることは不可能であるため安心してトレードを行うことが出来ます。

以上のことから透明性や信頼性においては海外FX業者の方がよく、トレードも安心して行うことができます。

NDD方式と、DD方式の違いを詳しく知りたい方はこちら:海外FXのNDD方式と国内FXのDD方式の違い

まとめ

スプレッドは取引形態次第で異なります。
また主に3つの条件でスプレッドは広がります。

・レートの急激な変動
・流動性が低い
・カバー先が少ない

国内FX業者はDD方式を採用しているため、ノミ行為が可能であるため、スプレッドを狭くしても顧客側に損失を被らせれば利益を得ることが出来ます。
一方の海外FX業者は業者はNDD方式で、インターバンク直結型の取引ができるので利益相反は起こらず、透明性が非常に高く、安心してトレードを行うことが出来ます。

スプレッドは狭ければいいというわけではありません。
手数料が安ければそのほうがいい、というのは浅はかな考えで、全体の取引を見たときに自分にとって最良の取引ができる業者を選ぶ必要があります。
自分の取引環境をより良くするためによく考えてから業者を選択しましょう。