両建てとは、同じ銘柄(商品)の相対サイド(買い・売り)のポジションを同時に保有することを指します。
TitanFXでは両建ては認められています。
しかし、注意点もあるので詳しく見ていきましょう。最後には両建てを活かした手法もまとめています。
目 次
TitanFXは両建てOK
TitanFXで両建ては認められています。
以下は公式サイトの引用です(参考)。
ただし安易に行わないこと
公式サイトにもある通り、両建ては可能ですが、取引の際には損失をカバーできるだけの充分な証拠金を口座に確保しなければいけません。
両建ては、買いも売りも両方のポジションを持って取引していくことになります。
ただしその場その場で価格は変動しますし、常に市場では買いと売りが相殺されているため完全な両建ては不可能です。
そのためスプレッドやスワップなどによって損失が膨らみ、ロスカットになる可能性もあります。
このような点からも両建てはやや玄人向けの手法です。十分に気を付けて行ってください。
TitanFXの両建てに関する禁止行為
TitanFXで両建てをするのは可能ですが、禁止されているルールもあるため把握しておきましょう。
- 別の口座間で両建て
- アービトラージ
- 相場の急激な変動が予想されるとき(ゼロカットの悪用)
別の口座で両建てはNG
TitanFXは、1ユーザー最大15口座まで口座を持つことができます。
手法によって口座を変えたり、資金を分散させたりと使い道は人それぞれですが、その口座間で両建てをすることは禁止されています。
- TitanFXの”A口座”で、ドル円の買いポジションを保有
- TitanFXの”B口座”で、ドル円の売りポジションを保有
このように、別の口座で両建てをしてしまうと、最悪「口座凍結」となって資金も没収されるので気を付けましょう。
【アービトラージ禁止】複数のFX業者で両建てすると凍結
TitanFXの複数の口座の間での両建ては禁止されていますが、違う業者の間で両建てするのも禁止です。
- ”TitanFX”の口座で、ドル円の買いポジションを保有
- ”XM”の口座で、ドル円の売りポジションを保有
このように、別のFX業者の間で両建てをしてしまうのも「口座凍結」の原因になるのでやらない様にしましょう。
経済指標時などの相場の急激な変動時
相場が急激に動く「経済指標時の発表」や「大統領選挙の時」などは大きく稼げる可能性がある一方で、両建てはグレーゾーンに位置しています。
両建てでポジションを持って、損失が出るポジションをすぐに決済して、もう一つポジションでは爆益を狙います。
これは両建ての手法としては有名ですが、ゼロカットを悪用していると思われかねない危険なトレードです(ゼロカットの悪用は禁止されています)。
相場の急変動時ですと、次の瞬間に価格が100pips以上動くこともあるため、仮に「ゼロカットの悪用」を狙っていなくても勘違いされる恐れがあります。
両建ては相場急変動時には控えた方が良いでしょう。
TitanFXで両建てをする際の注意点
TitanFXで両建ては認められていますが、禁止事項だけでなく、注意点もあります。
両建てをする際には注意を怠らないようにしましょう。
スプレッドが2倍かかる
両建ては、買いと売りの両方のポジションを持つことになるので、スプレッド(買値と売値の差)も2倍かかります。
ブレード口座(ECN/低スプレッド口座のこと)で取引する際にも手数料は2倍かかることになるので、注意しましょう。
スプレッドが広い商品や通貨ペアだと、それだけで不利になります。
時に商品の選定も必要です。
スワップポイントはマイナスになる
TitanFXで両建てをすると、スワップポイントはマイナスになります。
TitanFXではマイナススワップポイントの方が大きく、買いと売りの両方のポジションを持つと、どちらかがプラスでも、もう一方が大きいマイナスになるため合計するとマイナスになります。
長くポジションを持ち続ける場合には気を付けましょう。
オススメの両建て手法
以下からはオススメの両建ての手法を解説します。
ただしトレードに絶対はなく、危険もあります。参考までにしてください。
ロスカットを防ぐための両建て
一番有名な手法かもしれません。
- まず1つの通貨ペアを買いポジションで持ちました
- しかし、価格が下がってしまいました
- さらに下がるとロスカット、という状況です
- ここで買いポジションを継続したまま、売りポジションも持ちます
- そのまま下がれば売りポジションをタイミングを見て決済し、上がれば買いポジションを決済します
ロスカットを防ぐためにこのような両建て手法があります。
しかし、このような両建ては諸刃の剣でもあります。決済するタイミングを間違えれば両方とも損失を出すことになり、結果ロスカットになることもあります。
通常なら損切をしてから、次のトレードに進みます。バランスを考えて行いましょう。
つなぎ売り(長期と短期の運用)
つなぎ売りとは、長期的に買いか売りのトレンドが出ている時、トレンドに乗るようにポジションを保有し、また短期的には逆のトレンドが出ている時は長期とは逆のポジションを保有します。
分かりにくいので簡単に例を出して説明します。
- 例えばドル円の日足などで買いの長期トレンドが出ていました
- そこで買いポジションを保有し、長期なので基本的に放置しておきます
- ところが1時間足などの短期では売りの方向に動きそうです
- そこで売りポジションも持ちました。
- ですが売りポジションは短期なのである程度利益が出たら決済します
- 長期的な買いポジションは保有したままです
つまり、長期ではポジションを保有し続けておき、短期的に別のポジションを持つなどして両建てします。
しかし両建てするのは短い期間だけで、基本的には長期に保持しておきます。
過去に大きく変動した記録を見て、どのくらいの資金があったらその変動に耐えられるのかを確認しておきます。そしてそれ以上の証拠金を確保しておいてポジションを持ったら放置する、というのが一番確実に勝てます。
あとは短期でチャンスがあればトレードする、くらいに見ておけば良いでしょう。