業者ごとの対応は2026年7月時点の報道・各社案内をもとにしています。入出金ルールは予告なく変わるため、手続き前に必ず各社の公式サイト・マイページのお知らせを確認してください。
「海外FXの銀行振込、もう使えなくなるの?」「入金した資金、出金できなくなる?」という質問がめちゃくちゃ増えてる。
結論からいくぞ。
この記事の結論(3行)
・2026年6月1日に改正資金決済法が施行され、海外FXの国内銀行送金を支えていた「クロスボーダー収納代行」が規制の対象になった
・6ヶ月の猶予があるため、施行直後に一斉停止はしていない。本格的な影響は2026年末ごろからとみられている
・「海外FXが終わる」わけではないが、銀行振込で入れた資金の出金方法は今のうちに確認しておくべき
そもそも何が変わった?改正資金決済法とクロスボーダー収納代行
海外FXに日本の銀行口座から振り込むとき、実際のお金は海外FX業者に直接届いているわけじゃない。間に「収納代行業者」が入って、日本国内でお金を受け取り、海外の業者に送っている。これがクロスボーダー収納代行(国境をまたぐ収納代行)だ。
2025年6月に成立した改正資金決済法で、このクロスボーダー収納代行が「為替取引」にあたると明文化された。適用除外にあたらない限り、資金移動業の登録が必要になる。施行日は2026年6月1日だ。
ポイントは、日本の金融庁に登録していない海外FX業者のための収納代行を、登録業者として続けるのはかなり難しいという点。これが「国内銀行送金が使えなくなるかも」と言われている理由だ。
国内銀行送金はいつまで使える?
施行直後に、主要な海外FX業者が銀行送金を一斉に止めたという事実はない。2026年7月時点でも、多くの業者が国内銀行送金の受付を続けていると報じられている。
ただし改正法には6ヶ月の猶予期間があり、猶予が終わる2026年末ごろから本格的に影響が出るという見方が強い。それ以降、従来の収納代行を通した銀行送金は、口座凍結などのリスクが高まると考えられている。
一番困るのは「銀行振込で入れた資金の出金」
海外FXのほとんどは、入金した方法と同じ方法で出金するルールを採用している。銀行振込で入れた分は、銀行振込で返す決まりだ。
だから銀行送金が止まると、「振込で入れたお金を戻す道がなくなるのでは?」という不安が出てくる。この点への対応が、業者ごとに分かれている。
主要業者の対応状況(2026年7月時点の報道・各社案内より)
| 業者 | 対応の方向性 | ポイント |
|---|---|---|
| XMTrading | 入金履歴をリセット | 2026年7月1日に、6月30日以前の国内銀行送金などの入金履歴をリセット(1回限り)。7月1日以降の銀行入金分は振込での出金が必要 |
| Axi | 入金履歴をリセット | 過去の入金履歴をリセットし、仮想通貨での出金に対応。今後の銀行入金分は銀行出金 |
| Milton Markets | 国内銀行送金を停止 | 過去の銀行入金分は、別の出金手段で申請するよう案内 |
| XS.com | 個別相談 | 同じ方法で出金できない場合、出金方法の変更を個別審査で相談可能 |
| BigBoss | 出金方法の自由度が高い | クレカ入金の一部を除き、出金方法を選べる仕組み |
| Exness / FXGT / HFM / ThreeTrader / Titan FX | 出金ルールは変更なし | 現時点では従来ルールを維持。各社とも変更時は案内するとしている |
※この表は2026年7月時点の情報です。最新の状況は必ず各社の公式案内で確認してください。
今のうちにやっておくべき4つのこと
1. 自分の口座の「入金方法の内訳」を確認する
マイページの入出金履歴で、銀行振込で入れた金額がいくらあるかを把握しておく。
2. 使っている業者のお知らせを確認する
入金履歴のリセットや出金ルールの変更は、メールやマイページのお知らせで告知される。見落とすと対象外になることもある。
3. 不要な資金は早めに出金する
使っていない資金を海外FXに置きっぱなしにするのは、規制に関係なくリスクだ。
4. 「裏ワザ」的な送金ルートに飛びつかない
取引所やウォレットを経由した送金で、国内取引所の口座が凍結されたという報告も出ている。取引所の規約で、第三者との送金を禁止しているところもある。利用規約に反する方法はすすめない。
「海外FXは終わり」は本当?
終わりではない。規制の対象になったのは、あくまでクロスボーダー収納代行を使った国内銀行送金のルートだ。海外FXのサービスそのものが禁止されたわけではないし、2026年5月時点では主要業者の日本撤退も確認されていない。
ただし、もともと海外FX業者の多くは日本の金融商品取引業の登録を受けていない。金融庁は無登録の海外業者との取引に注意を呼びかけている。トラブルが起きても日本の制度では守られにくい。この前提は規制の前も後も変わらない。
よくある質問
Q. 2026年6月以降、銀行振込で入金しても大丈夫?
受け付けている業者はまだ多い。ただし、入れた分は原則として銀行振込で出金することになる。その出金ルートが年末以降も使えるかは分からない。新しく入金するなら、その点を理解したうえで判断しよう。
Q. XMの入金履歴リセットは今から申し込める?
2026年7月1日の措置は、6月30日以前の入金分を対象にした1回限りのものと案内されている。それ以降の銀行入金分は対象外だ。
Q. bitwalletなどのオンラインウォレットは影響を受ける?
国内銀行からウォレットへの入金にも収納代行が使われているため、影響を完全に避けるのは難しいとみられている。
まとめ
・改正資金決済法は2026年6月1日施行。海外FXの国内銀行送金を支える収納代行が規制の対象に
・猶予期間があり、本格的な影響は2026年末ごろからとみられる
・対応は「履歴リセット」「銀行送金停止」「個別相談」「ルール維持」に分かれる
・銀行振込で入れた資金の出金方法を今のうちに確認し、各社のお知らせを見逃さないこと
参考:金融庁「令和7年資金決済法改正に係る政令の公布及びパブリックコメントの結果等について」(令和8年5月22日)/金融庁「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」/Myforex「主要海外FX業者の規制対応状況」(2026年7月)







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