※まず前提として、窓埋めトレード手法は海外FXでやりすぎると『口座凍結』の原因になります。
また、勝率がある程度ある手法ではありますが、投資は自己責任ですのでご注意ください。
目 次
【窓埋め投資】窓が開く、窓が埋まる時がチャンス
FXトレードで「窓が開く」、「窓が埋まる」という表現が使われることがあります。
FXトレードでは金曜日最終のニューヨーク市場がクローズしたときと週明け月曜日のウェリントン市場のオープン時の為替レートに「ズレ=乖離」が生じることがあり「窓が開く」と呼ばれています。
毎週のように「窓が開く」わけではありませんが、窓が開いた後には高い確率で前週末クローズ時のレートの方向に動くことが知られており、前週末クローズ時のレートに戻る動きのことを「窓が埋まる」と言います。
海外FXのハイレバレッジは、窓埋め相場に適している
一般的に窓が開くと90%くらいの確率で窓が埋まることから「窓埋め相場」にうまく乗り切れると短時間で大きく稼ぐことも可能であり「窓埋め投資」とも呼ばれています。
80%前後の高確率で窓が埋まる=リスクが20%に抑えられている
ことから、逆行するリスクが少ない時に、海外FXのハイレバレッジを活用することで少ない資金でも高い投資効率によって大きく稼げる可能性が高まるわけです。
逆行するロスカットのリスクが少ないからハイレバレッジを活用できる大きなチャンスだと言えるのです。
ハイレバレッジの活用方法の詳細は、次の窓が開く理由と窓が高い確率で埋まる理由の後に解説いたします。
なぜ窓が開くのか?
窓が開く理由は主に3つあります。
- 欧米・日本市場は土曜日・日曜日が休みですが、イスラム圏にあるバーレーン市場は金曜日が休みで土曜日・日曜日がオープンしている
- 土曜日・日曜日に政治経済関連の重大ニュースや要人発言が流れることがある
- 午前4時ころからトレードできるFX業者が存在している
土日の為替市場の全てが完全に休んでいるのではな、一部の市場だけが動いている時は流動性が低くなりレートが変動しやすい特性があります。また、金曜日のニューヨーク市場のクローズ後から週明けのウェリントン市場のオープン前までに重大な政治経済ニュースや要人発言などが発表されると窓が開きやすくなります。
明け方4時からトレードできるFX業者がいるケースでは、オフマーケットでレートが変動してしまうことがあります。例えば、明け方4時過ぎに大口トレーダーが大量の売り注文出してしまい、レートが大幅に下がり始めると売りが売り注文を呼んでしまい、ウェリントン市場のオープン時に前週の終値から大きく離れたレートでスタートすることになるのです。
窓が埋まる理由は何か?
窓が埋まる確率は80%前後です。
「窓が開く」現象は上記のような理由により発生しますが、特に一部の市場やFX業者が主因となっている場合は、一部の力が一時的に加わっただけであるためレートは元に戻りやすくなります。
窓が埋まる代表的な理由は、
- トレーダーが利益確定に走ることで逆方向のトレンドが生まれる
- または、トレーダーが損切に走ることで逆方向のトレンドが生まれる
- そして、窓が埋まる方向にレートが動き始めると、その方向にもっと動く期待が高まりトレンドが一層強くなる
といったことが、窓が埋まる高い確率の理由となっているのです。
そして、これらの理由はトレーダーの心理そのものであることから、時間の経過とともにトレーダーの心理が大きなものとなりトレンドにも勢いがつくことから90%前後の確率で窓が埋まるのです。
窓の開き具合、窓埋めの兆候を見て判断
窓埋め投資では、窓が開いた時の逆の方向にトレンドが生じるので「逆のポジション」を持つことになります。
しかし、週明けに前週の終値から乖離してスタートしたとしても、すぐにエントリーすることはおすすめできません、以下の2つを確認しましょう。
市場オープンから30分以内に窓開きが10pips以上ならポジションを持つ
上述したとおりイスラム市場やウェリントン市場オープン前の一部のトレードの力は弱く、前週の終値を決めた欧米市場全体の力の方が強い場合がほとんどです。そのため、窓の開きが大きい方が戻ろうとする圧力が強くなりやすく、窓の開きが小さい場合は反発の圧力は小さく窓が埋まらない可能性が高くなります。
過去の統計から見ると、市場オープンから30分以内に10pips以上窓が開いた場合は窓が埋まる確率が80%前後なので逆のポジションでエントリ―して前週の終値近辺まで保有し利益確定すればよいのです。
5時間以上経過しても「窓が埋め」が始まらなければ利益確定or損切を行う
統計的には、上記のような理由で窓が開いた場合はその当日内に窓が埋まる確率はおおよそ60%以上であり、数日後に窓が埋まることもありますが、その場合は窓の開きに対する窓埋めとは違う理由でトレンドが発生したと考えるべきです。通常、戻ろうとする圧力が強いほど短時間で窓が埋まるため、5時間くらい経っても窓が埋まらない場合は、戻る圧力が強くない可能性が高いのでポジションを決済してしまう方が無難だと言えます。
海外FXのハイレバ投資を窓埋めに活用する方法
上述のとおり窓が埋まる確率は80%以上なので、思惑通りにならない逆行リスクは20%程度しかないことになります。
であれば、窓が埋まるのを見越して、海外FXならではのハイレバレッジを大胆に活用してもロスカットの確率も抑えることができる、といえます。
証拠金を多めにしてハイレバレッジで稼げる
逆行リスクが少ないとはいっても、ハイレバレッジで攻めるのであれば、万一に備えて口座の証拠金残高を厚めにしておきましょう。
レバレッジは高いほど少ない資金でも大きな利益を出せるので、資金残高を多くするほどレバレッジを高くしてもロスカットしにくなるからです。
例えば、ドル/円100円時に1ロット(10万通貨)、ロスカット水準20%においてレバレッジ500倍でトレードする場合、証拠金残高が20万円なら約2円(約200pips)の変動までロスカットしませんが、証拠金残高を40万円に上げれば、レバレッジ1000倍にしても同じように約2円までロスカットしません。
そして、レバレッジ1000倍の利益は500倍の2倍となるので、証拠金残高を多くすることで大きな利益をより安全に獲得できる可能性が高くなるのです。
このように、窓が空いた後は窓が埋まる確率が高いので通常よりもリスクを抑えつつハイレバレッジを活用することができるのです。