海外で株式投資はできないか? と考えたことはありませんか?
- 日本円以外で資産を持っておきたい。
- 海外の会社で株取引、ETFを買ってみたい。
AXIORY(アキシオリー)という海外の証券会社で現物株式取引をできることを知っている人も多いのではないでしょうか。ETFも揃えている・配当金の受け取りも可能、と中長期的な投資が可能です。
実際に使い道はあるのか、詳しく見ていきましょう。
目 次
海外の会社、AXIORYのアルファ口座で株式投資ができる
AXIORYという会社を聞いたことがない人もいるでしょう。
AXIORYはチェコに本社がある、海外の証券会社です。
複数の国で金融ライセンスも取得しており、信頼性・透明性を売りに10年以上経営を続けています。事実、大きなトラブルもなく、トレーダーにとって良い環境を提供し続けています。
そんなAXIORYではアルファ口座という口座を選択することで現物株式投資・ETF投資をすることができます。
AXIORYはFXの会社だけど、株式取引が可能
AXIORYは日本だとFX会社というイメージが強いでしょう。
実際、AXIORYは海外FX会社として有名で、FX系の大手Youtuberでも使っている人がいるくらいです。10年経営を続けていることからも信頼を担保していると言えます。
また、FXは失敗するのが怖い…という方もいるかと思います。
海外FX会社にはゼロカットという仕組みがあり、実際に借金を負うことはありませんので、そこは国内のFX会社とは違い安心できます。
しかしロスカットされれば、入金した投資金は失ってしまうので、FXでの失敗は何としてでも避けたいと思う人もいるでしょう。
そこで株式投資が可能なAXIORYの長所が活きてきます。
株式投資はFXと違ってロスカット(強制決済)はありません。そのため投資先の会社やETFがなくならない限り、ずっと保有し続けることができます。
取引できる株は?ETFも可能です
AXIORYで取引できる現物株式の銘柄は公式サイト【こちら】から確認できます。
ETFも公式サイト【こちら】から確認できます。
株はAppleやAmazon、Netflexなど1つの会社に投資するものですが、ETFはS&PやNYダウなどの特定の指数をベンチマークとして運用成果を目指す運用方法です。いくつもの有望株が1つのパックになって売られている、と考えればOKです。
多数の銘柄を1つのETFで取引できるため、複雑な投資戦略などがそれほど必要がありませんので、初心者の方も始めやすい投資方法と言えます。
- 株:1つの会社に投資する
- ETF:いくつもの会社をひとまとめにし、特定の値動きに連動するように設定されたものに投資する
AXIORYで株式投資を選ぶ理由・メリット
以下からはAXIORYで株式投資をする意味はあるのか、FXよりも株式投資を選ぶメリットなどを解説します。
ロスカットされることはない
現物株式投資は、ロスカット(強制決済)がありません。
これは株を行っている人には当たり前のことですが、このブログはFXを行っている人が良く見ているため、あえて書かせてもらいます。
株とFXの大きな違いは、このロスカットがあるかないかです。
株はロスカットがないため、買ってからずっと保有し続けることができます。
「買い」しかできない
株はFXと違い、「買い」でしかポジションを持つことができません。FXは「買い」「売り」のどちらからでもポジションを持つことができますが、それは証拠金取引という証拠金を担保にするという特性があるため、可能になっています。
株とFXの違いについては以下の記事をご覧ください。
配当金の受け取りも可能
株は、保有しているだけで配当金を貰える銘柄もあります。
配当金は、ある期日になるたびに投資している金額によってお金を貰える仕組みのことです。
会社ごとに配当しているかそうでないかが違い、配当している会社でも一律同じ金額ではなく、毎回違うこともあります。また配当が終了する場合もあります。
高配当株と言われる銘柄では、投資額の5~8%近くの配当金を受け取れます。
ただし、高配当株は業績があまり良くないなどの、高配当株である『ワケ』もあるため、投資する際には十分注意しましょう。
MT5(メタトレーダー5)が使える
海外の会社であるAXIORYで株式投資をするメリットとしては、MT5が使えます。
MT5は海外FXを使用している人には馴染み深いものであると同時に、MT5に似ているMT4を多くの人が使用しています。
海外FXに馴染みのない人はMT4・MT5に慣れていないため、あまりメリットとは言えませんが、海外FXに触れたことがある人にはメリットと言えます。
外国資産を持つことができる
海外の会社で株式投資をするメリットとして、日本以外でも資産を持つことができる、というメリットがあります。
つまり分散投資ができるという意味です。
日本の株式だけに投資するよりも、海外の株式に投資したほうがリスクも軽減できるということは分かるかと思います。
日本の経済状況を見ると、1990年代以降はほとんど横ばいですが、アメリカや中国の経済状況は毎年右肩上がりの成長を続けています。
また海外の企業には日本にはない成長企業もたくさんあります。そういった企業にも幅広く投資できるという点では、外国資産・外国株式を持つことに意味はあります。
しかし、海外の証券会社で投資をする意味があるのかというと疑問が残ります。
今では国内の証券会社でも海外の株式に投資できますし、海外ETFも豊富です。特別な理由でもない限り、AXIORYで株式投資をする意味はあまりないのではないでしょうか。その理由をデメリットと一緒に見ていきましょう。
デメリット
以下からは株式投資のデメリット、またAXIORYで株式投資をするデメリットを解説します。
レバレッジがない
株の良い所でもあり、悪いところでもあるのが、レバレッジがないところです。
ここではあえてデメリットに書きましたが、レバレッジ調整・レバレッジ管理ができないトレーダーにとってはFXよりも株が良いと言えます。
しかし、レバレッジがないということは、最初から多額の資金が必要ですし、キャピタルゲイン(売買による投資法)で儲けられる金額も少なくなります。
コストがかかる
株はコストがかかります。
一株買うために手数料がかかり、またレバレッジがないため、最初から多額の資金を用意する必要があります。
しかし最近は1株から買える株取引もあります。
もちろんその分リターンが少なくなりますが、お試し程度にやってみたい方には良いでしょう。
日本円に換金する時、為替レートによって損益が変わる
仮にAXIORYで株取引を行ったとします。
その場合、株取引で設けたとしても、日本円で出金することになるため、その時の為替レートによって損益にも影響があります。
もちろん株で儲けたよりも多少価値(レート)が上がって得をする場合もありますが、逆に損をする場合もあります。
そういった為替レートも考えないといけない点もデメリットと言えるでしょう。
手数料が高い
AXIORYで株式投資をする場合、手数料は最低で350円かかります。
国内の証券会社である、楽天証券では、買う株数によっても違いますが、5万円までなら55円だけで買えます。50万円までは275円で買えるため、AXIORYよりもお得になります。
またAXIORYは最低350円なので、株数によってはさらに手数料がかかります。
まとめ|AXIORYで株取引する意味はほぼない
結論、現状ではAXIORYで株式投資をする意味はほとんどないと考えます。
特に手数料が高い点が、まだまだと言えます。
国内の証券会社なら日本語で取引できますし、日本円にわざわざ換金して買うかどうかを考える必要もありません。
ただMT5でトレードできるという点で大きいメリットがあることも事実です。
日本の証券会社でももっと良いトレードツールが出れば言うことはないですね。