STICPAY(スティックペイ)はオンラインウォレットです。
国際決済サービスであることから、海外FX・オンラインカジノの口座などに入金出金する手段としても使えることにも注目されています。
ここではSTICPAYの「海外FX」への利用に注目して解説します。
- STICPAYとは?特徴や評判
- 他のオンラインウォレットとの違いは?
- STICPAYの口座開設方法
海外FXの入金・出金方法で使う場合は、特にこだわりがない場合以外使う余地はないかなと思います。
目 次
STICPAYとは?特徴など
STICPAYとは、オンラインウォレットであり、国際送金サービスです。
海外への送金を簡単にできることが大きな特徴です。
また、STICPAYはデビットカードも発行でき(STICPAYカード)、日本海外問わず銀行ATMから出金できます。MasterCardが利用できるお店でも、STICPAYカードがあれば支払いすることも可能です。
その他の特徴は以下の通り。
- ウォレット内へ入金・出金
- STICPAYカードがあれば全世界へATM出金が可能
- STICPAYカードが利用可能なお店でも利用可能
- 個人間への送金(海外へも可能)
- 海外FXの口座や、オンラインカジノの口座へも送金が可能
- 上記口座から受け取りも可能
【入金出金】手数料や、着金スピードなど(スペック一覧表)
STICPAYはオンラインウォレットなので、STICPAYに登録さえすれば入金・出金ができます。
入金・出金の手数料などは以下の通りです。
STICPAY 国内銀行サービス | 通貨 | 手数料 | 1回の限度額 | 着金時間 |
---|---|---|---|---|
入金 | JPY | 2% | 最大:1,000,000円 最小:5,000円 | 1営業日 |
出金 | JPY | 800円 + 1.5% | 最大:990,000円 最小:3,000円 | 1~2営業日 |
下からはSTICPAYの特徴をメリット・デメリット別に解説していきます。
◎日本語対応している
STICPAYの良いところとして、日本語対応が可能になっている点です。
万が一のトラブルが起こった場合に、日本語でサポートしてもらえる点がやはり大きなメリットと言えるでしょう。
日本語サポート:対応時間 平日10:00~18:00
問い合わせメールアドレス:account@stidpay.com
◎手数料が安め
以下は入金・出金の手数料一覧です。
- 銀行(Bank Wire):1.0 ~ 2.0%
- Mastercard:3.85%
- UnionPay:1.5%
- Visa:3.85%
- bitcoin:1%
- Litecoin:1%
- ethereum:1%
- 海外銀行送金(Bank Wire):5%
- 国内銀行送金(Bank Wire LOCAL):800円+1.5%
- UnionPay:2%
- STICPAYカード(STIC Card):1.3%
- bitcoin:1%
- Litecoin:1%
- ethereum:1%
日本は「Local Bank Wire(国内銀行送金)」に対応しているため、最大99万円まで「1.5%+800円」の手数料で出金が可能です。
またSTICPAY同士で送受信する場合には以下のような手数料が発生します。
- 個人からマーチャント(加盟店)へ:2.5%+0.3ドル
- 個人から個人へ:1%
日本でSTICPAYを日常的に使っている人もお店もあまりないでしょうから、覚える必要はないでしょう。
◎ATMから出金できる
STICPAYにはSTICPAYカードというものがあり、STICPAYの現在の口座残高が50ドル(約5500円)以上あれば、だれでもカードを申請することができます。
そのSTICPAYカードは、MastercardブランドのSTICPAY口座と連動した「デビットカード」のことを言います。
デビットカードですので、
- 日本の銀行ATMからの出金
- 日本のコンビニATMからの出金
- Mastercard加盟店でも支払
- 海外ATMからの現地通貨の出金
などが可能になるため、とても便利です。
STICPAYカード概要「カード利用限度額」
STICPAYのカード利用限度の詳細は以下のとおりです。
- 1日の利用限度額:2,000ドル
- 1か月の利用限度額:9,500ドル
- 1日のATMからの引出限度額:5,000ドル(ATM別に異なる)
- 1か月のATMからの引出限度額:9,500ドル
STICPAYカード概要「カード手数料早見表」
内容 | 金額 |
---|---|
入金手数料 | 1.3% |
カード発給手数料 | 無料DHL配送料(別途) |
会費 | 13ヶ月目から毎月1USD |
ATM引出手数料 | 出金額の1%(最低4USD)※海外購入手数料を除く |
海外の購入取扱手数料 | 無料(為替レートはカード発行会社が決定) |
最小振替金額 | $100 |
カード再発行取引手数料(有効期限満了後再発行手数) | $10 |
残高照会 | オンライン:無料 VRS:無料 ATM:3USD |
つまり、簡単に以下のようにまとめられます。
- 提携海外FX業者 から STICPAY口座:手数料0円
- STICPAY口座 から STICPAYカード:手数料1.3%
- STICPAYカード から ATM出金:手数料1.0%
海外FX業者から直接日本の銀行口座に出金すると、1回5,000円ほどの手数料が発生します。
STICPAYの場合10万円を出金するとき手数料2,300円ほどで済むのでとても便利です。
STICPAYのコンビニで出金できる、海外の通貨で出金できるという2つのメリットを鑑みると、STICPAYカードはとても使い勝手が良いと言えますね。
×bitwalletと比較すると手数料が高い
当サイトでもbitwallet(旧mybitwallet)を紹介していますが、bitwalletと手数料を比較すると、STICPAYのほうが割高なのがわかると思います。
[su_box title=”bitwallet” box_color=”#4077BB”]日本円での日本国内銀行への出金:824円[/su_box]
[su_box title=”STICPAY” box_color=”#4077BB”]日本円での日本国内銀行への出金:2.5% + 600円[/su_box]
ですので、日本円口座の海外FX業者を利用している方は、その海外FX業者が「bitwallet」を採用している場合は「bitwallet」を使用するほうが無難でしょう。
bitwalletについては下記の記事で解説しています…!
しかし海外FXの利用以外では、オンラインウォレットとしても使えるのでプラス面が目立つかなと思います。
海外FXの入金・出金方法で使う場合は、特にこだわりがない場合以外使う余地はないかなと。
【STICPAYの登録方法】
まずSTICPAYの登録方法を説明します。
たった3ステップでSTICPAYの会員登録は終わります。
- 身分証明書:運転免許証、パスポートなど
- 居住証明書:各種告知書、公共料金明細書、住所地証明書など
①STICPAYで会員登録する
STICPAYのホームページから「会員登録」をクリックします。
②口座作成を行う
STICPAYの口座作成の画面に移ったら、必要事項を記入していきます。
すべて半角英数字で入力します。
名前、苗字もアルファベットで入力しましょう。
すべての記入が終わったら「次へ」をクリックします。
③STICPAYの口座開設完了!
これで口座開設は完了で、続いて登録したメールアドレスにメールが届けば完了となります。
口座開設後は身分証明書、及び居住証明書を提出すると、STICPAYを利用できるようになります。
STICPAYに入金する方法
STICPAYの入金には以下の方法があります。
- 銀行(Bank Wire):1.0 ~ 2.0%
- クレジットカード(Mastercard、Visa):3.85%
- 仮想通貨(bitcoin、Litecoin、ethereum):1%
入金の方法は、まず口座開設の時に登録したメールアドレスとパスワード、生年月日を入力して、ログインします。
画像のような画面になりますので、左側の「入金」をクリックし、上記の入金の方法を選択します。
入金の際は、クレジットカード振込だと手数料が割高になり、あらかじめカード登録が必要になります。
STICPAYから出金する方法
STICPAYからの出金方法については、以下の方法があります。
- 海外銀行送金(Bank Wire):5%
- 国内銀行送金(Bank Wire LOCAL):800円+1.5%
- STICPAYカード(STIC Card):1.3%
- 仮想通貨(bitcoin、Litecoin、ethereum):1%
STICPAYからの出金も、入金と同様にログイン画面左にある「出金」をクリックして展開した先で選択できます。
銀行送金は「海外銀行送金」のことで、国内銀行送金とは区別されているため、注意が必要です。
「国内銀行送金」と「(海外)銀行送金」の違いは以下のような違いがあります。
[su_box title=”国内銀行送金” box_color=”#4077BB”]STICPAYと提携した現地の銀行から送金を行う[/su_box]
[su_box title=”(海外)銀行送金” box_color=”#4077BB”]海外から複数の銀行を経由して送金を行う[/su_box]
(海外)銀行送金に比べて国内銀行送金のほうが手数料も時間も節約になります。
日本にはSTICPAYと提携している銀行があるので、基本的には「国内銀行送金」を選択すれば問題はありません。
STICPAYの出金注意点は以下の2点です。
- 海外銀行送金が日本語では「銀行送金」とされている
- 国内銀行送金、海外銀行送金ともに銀行口座の登録をあらかじめしておく
【まとめ】STICPAYは海外FXでは使う価値はほとんどない。
冒頭でも述べましたが、特にSTICPAYにこだわりがなければあまり使う価値はないかなと思います。
STICPAYもメリットが多かったですが、手数料も他のオンラインウォレットのほうが安く済んだり、別の入金方法のほうが手順が楽といった利点があるからです。
ただし、海外FXの入金以外に、
- オンラインウォレットとして使う
- オンラインカジノの入金方法として使う
- たくさん海外旅行などに行くので、STICPAYカードを作りたい
という方はSTICPAYの会員登録を済ませておいても良いでしょう。