FXの用語

【FX】成行注文・指値注文・逆指値注文とは?用語解説します

成行、指値、逆指値注文

FXには様々な注文方法があります。
本記事では「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3つの注文方法を詳しく解説します。

各注文方法を理解して、自分にあった注文方法を選びましょう。

まずは基本的な注文方法を解説します。
とりあえず今回紹介する基本の注文方法さえ抑えておけばFXでトレードできるようになります。

成行注文

成行(なりゆき)注文とは、通貨ペアと取引する数量を指定し、その時点での為替レートで注文する手動の注文方法です。
最も一般的な注文方法
で、とても簡単にできます。

「米ドル/円」などの通貨ペアで取引するとしたら、その通貨をいくつ買うかを指定します。
その時点での為替レートで注文することになるので、若干の誤差はあるものの、実際にその時見ている為替レートの価格で注文となります。

新規注文

MT4というチャートツールの場合、上の画像の矢印の先に、「新規注文」というボタンがあります。
それを押すと注文画面になるので、難しい操作は一切必要ありません。

基本的に手動で注文する方法になるためミスのないように確認して注文する必要があります。
特にいくつ通貨を買うのかは、間違えると大きな額で取引することになったりしてしまうので、十分に気をつけましょう。

指値注文(リミット注文)

指値注文はあらかじめ為替レートを指定し、そのレート(価格)になったら自動で買ったり、売ったりする注文方法です。

少しでも安く買って高く売りたいとき、少しでも高く売って安く買いたいときに有効です。
つまり今の値段よりも良い値段で売買をしたいときにつかう注文方法です。

指値注文

上の左のグラフのように現在の価格よりも安い値段で買いたいときに、その価格を指定しておきます。
するとレートがその価格まで落ちてくると、自動的に買い注文が入ります。

右のグラフは売りから入る場合なので、今よりも高く売りたいので高い値段を指定しておき、その価格まで推移してきたら自動的に売りの決済が実行されます。
そのままレートが伸びていけば、決済をして利益とすることができます。

指値注文は約定しない可能性がある

指値注文はレートが動いていく方向を予測して設定しますが、相場が予想通りに動かない場合には約定しないことがあります。特に現在のレートから大きくかけ離れたレートで指値した場合は約定しない確率が高くなります。

レートがかけ離れすぎていると指値レートに到達する前にレートが戻ってしまい、約定しないまま儲けるチャンスを逃してしまうので、指値注文を入れる際は現在のレートから離れすぎないようにしましょう。

指値注文は取り消し・変更できる

上述のようにこのまま約定しないと判断できれば、たとえば、MT4/MT5で出している指値注文は取り消したり変更することが可能です。MT4/MT5のターミナル上の注文番号を右クリックし「注文変更または注文の取消」→「オーダーの発注」→「オーダーの取消」をクリックすれば指値注文はキャンセルされます。また、指値注文を変更したければ「オーダーの発注」で指値レートを変更することもできます。

逆指値注文(ストップ注文)

逆指値注文は現在のレートよりも不利なレートを指定しておいて、そのレートになったら自動的に売買する注文方法です。
指値が今よりもいい値段で売買したいときの注文方法ですが、逆指値注文は今よりも悪い値段で売買したいときに使う注文方法です。

これには主に2つの使いみちがあります。

・順張り

1つは現在の価格では判断できず、相場の勢いを確認してから売買したいときに使用します。

順張り

買い注文から入るとした場合、上のグラフのように価格が伸びてきてから買います。
もしグラフの「現在の価格」の場所で買って、価格が下がってきたら損失になってしまうので、上がってくる流れになったところで買い注文を出すように指定しておきます。
これを順張りといいます。

売りも同じように、下がってきて、これからも下がる流れになったところで売るように指定しておきます。

・逆張り

逆指値のもう一つの使いみちは、リスクを拡大させないために使います。

買いから入ったとして、価格が伸びたところで売るのが理想なのですが、予想に反してレートが落ちる可能性があります。
そうなったときに損失を最低限に抑えるために、グラフで言うところの「現在の価格(レート)」のときに売り注文を指定しておきます。
仮にレートが指定した価格まで落ちてくれば、そこで決済となり損失を最低限に抑えます。
レートが自分の予想通りに伸びて決済となれば、その売り注文は必要なくなったので、そこでキャンセルとなります。

これを逆張りといいます。

損切りがなかなかできない、損失がいつも大きくなってから決済してしまう人に有効です。

特に初心者は損失が出てもまだレートが反転して価格が伸びるかもしれないと待ちすぎて、それ以上の損失を被ってしまう場合が多々あります。
このようなことを未然に防ぐために、逆張りは有効で、初心者にはおすすめです。

注文方法のまとめ

[su_box title=”成行注文” box_color=”#4077BB”]・注文を出して、FX業者にその注文が届いた時点での価格で即約定する注文方法。
・すぐに今の価格で買いたい、売りたいときに実行できる。[/su_box]

[su_box title=”指値注文” box_color=”#4077BB”]・価格を指定して出す注文方法
・「現在の価格より下の価格になったら買い注文
・「現在の価格より上の価格になったら売り注文」[/su_box]

[su_box title=”逆指値注文” box_color=”#4077BB”]・今より不利な価格を指定しておく注文方法
順張り「現在の価格より上の価格になったら買い注文
逆張り「現在の価格より下の価格になったら売り注文」[/su_box]

現在の価格より高い価格を設定して買い注文を出すときは逆指値、売り注文を出すときは指値です。
現在の価格より安い価格を設定して買い注文を出すときは指値、売り注文を出すときは逆指値です。

 現在の価格より高い現在の価格より安い
買い注文逆指値指値
売り注文指値逆指値

ややこしいかもしれませんが、デモ口座で何度も注文の練習をしていくことをおすすめします。
練習を繰り返すうちに感覚的にも覚えていきますし、なにより注文にも慣れてきます。

焦らず慣れるまでしっかりとデモ口座で練習をしてから、FX取引を始めていきましょう。

この記事を書いた人
   甘エビ太郎  
甘エビ太郎

FXを始めて約10年、詐欺業者に騙されたことから、優良な海外FX業者を見つけるために「安全」が徹底されているFX業者を調べまくりました。その経験や知識をお伝えしています! ちなみにエキスパートナーとは、海外FXのエキスパート(熟練者)という意味と、海外FXトレーダーの良きパートナーになりたいという意味からつけさせてもらった名前です。

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