以前までは日本語対応も行っていたAnzoCapital Limited。
しかし今は日本語HPもなくなり、日本円口座もなくなってしまいました。
実質日本市場から撤退したAnzoCapital Limitedに使用価値はあるのか?
結論から言うと、英語などが不自由な人は使用しない方が良いですが、日本円以外で投資をしていきたいという人は考えてもありでしょう。
それぞれメリット・デメリットをみていきましょう。
目 次
AnzoCapital Limitedの概要
AnzoCapital Limitedの公式サイトはこちら。
AnzoCapital Limitedはスプレッドが狭い以外に対した特徴もなく、使いにくいFXブローカーです。
スプレッドが狭いメリットを活かすならAXIORYやTitanFXなどで十分だと思います。
AnzoCapital Limitedは日本語・日本円が非対応にもなったことから事実上、日本から撤退しています。その点を踏まえ、長所短所をみていきましょう。
AnzoCapital Limitedのメリット
AnzoCapital Limitedのメリットは以下の5点があります。
各5点について詳しく解説していきます。
スプレッドが狭い
AnzoCapital Limitedの一番のメリットはスプレッドが狭いことです。
AnzoCapital Limitedは2つ口座を用意しています。
STP口座とECN口座で、特にECN口座のスプレッドはかなり狭くなっています。平均的に1.0pipsくらいで、これは1lotの往復手数料も含めての数値です。
STP口座は手数料はかかりませんが、平均的に1.6pipsとなっていますので、結果ECN口座の方がスプレッドが狭くなります。
金融ライセンスを取得している
AnzoCapital Limitedはベリーズ金融ライセンス(IFSC)を取得してます。
(ライセンス番号:IFSC/60/482/TS/18)
上記はベリーズ国際金融サービス委員会のHPからライセンスを検索したもので、しっかりと記載されています。
ベリーズ金融ライセンスはオフショアライセンスなので信頼性は低めではありますが、ライセンスを取得しているというだけでもある程度信用ができます。
分別管理あり・信託保全なし?
ベリーズは運営に関して分別管理を徹底しているので、分別管理はあります。
分別管理とは顧客の資金と、FX業者の運営資金を分けて管理することで、顧客の資金が運営に回されるということはありません。
しかし信託保全のような補償はないように見受けられます。
というのも、日本語対応している時にはあったようなのですが、HPが英語になってから信託保全のような補償の記述がなくなってしまいました。
ベリーズは分別管理を徹底していはいますが、信託保全はFX業者に委ねられています。
実際AXIORYも信託保全を別途構え、全額補償という形をとっていますが、AnzoCapital Limitedは不明確で、補償内容も書いていないことから今では補償はないと思われます。
最大レバレッジ500倍・追証なしのゼロカットシステム
AnzoCapital Limitedは最大レバレッジ500倍、追証はなしのゼロカットシステムを備えています。
最大レバレッジに関しては海外FX業者の平均値で、ゼロカットも海外FXに標準装備されていますが、国内にはない利点です。
国内のFXではレバレッジ25倍、ゼロカットのない借金の危険性があります。その点ではAnzoCapital Limitedも国内のFXよりも大きなメリットがあると言えます。
FX通貨ペアは48種類
FX通貨ペアは48種類あり、CFDやその他エネルギーなども取引可能です。
ただしこの点も海外FXにおいては平均的です。しかし通貨ペアが多いと選択肢が多くなり逆に迷ってしまう材料にもなるので、48種類くらいがちょうどよいでしょう。
ボーナスあり
AnzoCapital Limitedはボーナスキャンペーンが豊富です。
ただしボーナスは申請しないと貰えなかったり、参加方法が面倒だったりと、一概にボーナスだから良いものとは言えないのが、AnzoCapital Limitedの弱点でもあります。
AnzoCapital Limitedのデメリット
AnzoCapital Limitedのデメリットは以下の4点が挙げられます。
各4点について詳しく解説していきます。
円建て口座がない
AnzoCapital Limitedは日本語非対応になってから、円建て口座もなくなりました。
今はUSD建ての口座と、EUR建ての口座のみになります。
入金は日本円でもAnzoCapital Limitedの口座に入れるとUSD/EURになるので注意が必要です。
ただしドルやユーロにして、日本円とは別の通貨にして分散投資をする、という場合はメリットにもなり得ます。
ロスカット水準50%と高い
ロスカット水準ですが、海外FX業者の多くは20%が通常となっています。
証拠金維持率が20%以下になると強制決済となるように設定されているのですが、AnzoCapital Limitedは50%と高めに設定されています。
ロスカット水準が50%なので、その分ロスカットされやすいということになります。
トレードするときは注意しましょう。
取引ツールはMT4のみ
取引プラットフォームはMT4のみです。
MT5やcTraderなどは使用できません。もしMT5などを使いたい場合は諦めるか、別の海外FX業者にしましょう。
日本語非対応
以前までは日本語にも対応したホームページでしたが、現在はHPだけでなく口座内にも日本円が非対応になっています。
事実上、AnzoCapital Limitedは日本から撤退したということかもしれません。
しかし口座は作ることができるので、ドル建て/ユーロ建て口座でなら口座開設も可能です。
【まとめ】AnzoCapital Limitedはあまり使えない?
AnzoCapital Limitedは事実上、日本を撤退しています。
しかし口座は作ることができるので、ドル建て/ユーロ建て口座を作りたい方はAnzoCapital Limitedで作ることを検討してみても良いかもしれません。
注意点としては海外FXならではのメリットなどを活かしにくい点です。
AnzoCapital Limitedよりもスペックの高い海外FX業者はたくさんあるため、しっかりと他を検討してからでも遅くはありません。
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