経済指標などの発表前後では為替レートが普段よりも動きやすい傾向があることはよく知られています。
「為替レートが動きやすい=儲けるチャンス」に上手に乗れることができれば効率よく儲けることができます。
ここでは、まず、経済指標時前後でのトレードに参戦し、チャンスをものにするためのファンダメンタルズ分析に不可欠なポイントを解説いたします。
また、為替レートが変動しやすい経済指標などの発表前後ではロスカットリスクも高まる傾向がありますが、以下で解説するファンダメンタルズ分析のポイントを理解して確率の高い相場予想ができれば、海外FXならではのハイレバレッジを活用して「少ない資金で大きく儲けるチャンス」を増やすことができます。
経済指標などの発表前後でのハイレバレッジを用いたトレード手法に関しても解説いたします。
目 次
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レバレッジ500倍での稼ぐ力の検証記事もありますので、よかったら見てみてください。
【海外FX】ファンダメンタルズ材料を3つに分類しトレンドを見極める
FXにおけるファンダメンタルズ分析では、どんな材料をもって分析するかが重要です。ファンダメンタルズ分析を行うための材料は大きく分けて以下の3つが必要不可欠です。
- 買い材料
- 売り材料
- ニュートラル
これらの材料に関する情報を押さえて、これらを総合的に見ながら分析を行っていくと精度の高いファンダメンタルズ分析を行えます。
ファンダメンタルズ分析:「買い」と「売り」どちらが近いかを判断する
3つの材料を合わせて総合的に見て「買い」と「売り」どちらの可能性が高いかを判断しよう!
買い材料 | 通貨にとってプラスになる材料。貿易収支や経常利益の増加や政府関係者の発言、雇用統計の結果などから判断できる。 【例えば】 経常黒字が出たり、利上げ、インフレ率が中央銀行が設定しているターゲットに向け上昇に向かっているといった材料は通貨レートが上昇しやすい。 |
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売り材料 | 通貨にとってマイナスになる材料、景気が悪くなったり、失業率が高くなったり、金融政策の緩和、政治面での失策などから判断できる。 【例えば】 買い材料とは逆に景気が悪くなったり、利下げ、経常赤字、自国にとってマイナスとなる要人発言などがあると売り材料となる。 |
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ニュートラル | プラスにもマイナスにもどっちにも取れる材料、「買い寄りのニュートラル」「売り寄りのニュートラル」といった見方もできる。 【例えば】 分析時点で金融政策がはっきりしていない場合などがニュートラルに相当する。経済指標のように数字で表されない要人発言なども含めて判断することがある。 |
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トレンドを見極めるために材料を検証する
上記の「買い」「売り」「ニュートラル」といった材料を整理していき、総合的に見てその通貨が買いの材料が多いのか、売りの材料が多いのかを見ていき、今後のトレンドを予想し、原則的に予想した通りに売買していくことになります。
材料の整理・見直しの仕方
年末から年初あたりに材料を整理・検証し、あるいは実用が生じたときに臨機応変に見直していくくらいが良いでしょう。特に年末から年初にかけてはさまざまなメディアで翌年の経済や政治の論点や見通しなどに関する特集記事が組まれることが多いからです。
また、為替レートの変動に与える影響が大きい選挙や議会、政治家の発言は、タイミングや状況次第で、売り優勢から買い優勢またはその逆となることがあるので次の4つの材料には常に気をつけておかなければなりません。
ファンダメンタルズ分析における4つの重要な材料を押さえておく
最も重視すべきファンダメンタルズは「経済」「金融政策」「財政」「政治」の4つであり、具体的には以下の通りです。
経済 ⇒ 経済指標など |
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雇用統計や政策金利発表などに注目度が高い経済指標の内容をチェックしていく。前回との対比だけでなく、市場予想とのギャップも重要。 |
金融政策 ⇒ 要人発言、金融緩和~引き締め |
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金融関連の要人発言や、金融緩和に動くのか引き締めに動くのかといったことは把握しておくべきポイント。要人発言により大きく為替相場が変わることも少なくない。 |
財政 ⇒ 貿易収支、経常利益 |
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各国の財政の動きを見るためには貿易収支や経常利益がポイントになる。特に貿易収支はダイレクトに財政に響くので重要でチェックしていく。 |
政治 ⇒ 政府関係者や政策、選挙など |
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政治は為替相場にも大きく影響を与える。特に政府関係者が発言する政策内容は大きく為替レートを動かすきっかけにもなりやすい。影響力の大きい米国大統領や各国の大統領・政府高官などの発言は要チェック。 |
主な経済指標発表
米国 | GDP速報値 1・4・7・10月下旬 | 雇用統計 毎月第一金曜日 | 貿易収支 毎月20日前後 | 政策金利 6週間ごと水曜日 |
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EU | ユーロGDP速報値 2・5・8・11月中旬 | 失業率 毎月上旬 | 貿易収支 毎月17日前後 | ECB政策決定会合 6週間ごと木曜日 |
英国 | GDP速報値 1・4・7・10月下旬 | 雇用統計 毎月15日前後 | 消費者物価指数 毎月15日前後 | 英中銀政策金利 6週間ごと木曜日 |
以上4つのファンダメンタルズは必ずチェックしましょう。一見難しそうですが、どれも調べればわかることばかりであり、経済指標は当サイトでもいつでも確認できるのでぜひ定期的に確認しましょう。また、その他のファンダメンタルズに関連するニュースも配信しているのでご活用ください。
為替レート変動幅が大きい=儲けるチャンスが高い経済指標は下記関連記事で紹介しています。
【海外FX】経済指標発表前後にハイレバレッジで稼ぐFX手法!
経済指標前後には為替相場が大きく変動することは珍しくなく、特に米国の経済指標は大きな変動幅を見せることで知られています。
変動幅が大きいければ利幅も大きくなるので、「大きな利幅=稼ぐチャンス」の時に海外FXのハイレバレッジを活用すれば少ない資金で大きな利益を獲得できる可能性が高まります。
ここでは、経済指標発表前後では、資金効率が高い海外FXのハイレバレッジを活用して大きく稼げることを実例をもって解説いたします。
【海外FX】経済指標時はハイレバレッジで儲けるチャンス!
下記は経済指標の中でも為替レートが大きく動く傾向が強い米国の「雇用統計」の発表前後のチャートです。
米国の雇用統計は①非農業部門雇用者数②失業率が発表されますが、以下は結果と市場予想です。
雇用統計 | 予想 | 結果 |
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非農業部門雇用者数 | 18万人 | 15.1万人 |
失業率 | 4.8% | 4.9% |
結果が予想よりも悪化したため一瞬ですがドルは急落しましたが、米国経済は好調が続いてきており、このときは利上げ観測が強まっていたことから急上昇しました。
上記の通り、発表からわずか約2時間で1円50銭も上昇しており、上昇に乗り切れたら大きな利益を獲得することができたわけです。
上記の「主な経済指標」では、特に米国の代表的な経済指標前後では相場が大きく変動することは珍しくなく、このようにレートが大幅に変動するときこそ海外FXのハイレバレッジを活用すれば少ない資金で大きく儲けることも可能です。
ハイレバレッジを活用した場合の効果例
国内FXでは金融庁が現行のレバレッジ最大25倍を10倍に引き下げを検討しており引き下げは濃厚となっています。ここでは、上記のような経済指標発表時においてレバレッジ規制がない海外FXと規制強化が進められてきている国内FXのレバレッジ効果を比較いたします。
上記のようにレートが1円50銭変動した場合の海外FXと国内FXでの必要証拠金と利益から資金効率を比較してみます。レバレッジ倍率は、海外FXでの200倍/400倍、国内FXでの現行25倍/10倍を比較します。
計算を簡略化するためにドル円100円時に10万円の資金で取引を行った場合で比較します。
レバレッジ倍率 | 証拠金 | 取引通貨数 | ドル円 変動幅 | 利益 |
---|---|---|---|---|
200倍(海外FX) | 10万円 | 20万通貨 | 1.5円 | 30万円 |
400倍(海外FX) | 10万円 | 40万通貨 | 1.5円 | 60万円 |
25倍(国内FX) | 10万円 | 2.5通貨 | 1.5円 | 3.75万円 |
10倍(国内FX) | 10万円 | 1万通貨 | 1.5円 | 1.5万円 |
上記のケースでは、海外FXのハイレバレッジは国内FXの最大レバレッジ25倍よりも8倍~16倍も投資効率が高く(利益が多く)、もし国内FXの最大レバレッジが10倍に引き下げられると海外FXは20倍~40倍も投資効率が高くなります。
もし逆にドル円が1.5円下落すると▲30万円と▲60万円の損失が発生しますが、海外FXでは証拠金以上の損失を免除するゼロカットが導入されているので最大損失は証拠金だけで済み「追証」が発生しないことから上記のような経済指標発表前後においても国内FXよりも「果敢に利益を取りに行く」ことが可能となります。
ゼロカットの詳細に関しては以下の関連記事でご確認いただけます。
レートの変動幅が大きい傾向の経済指標をお教えします
経済指標発表後のレート変動は平常時よりも大きくなりやすい傾向がありますが、全ての経済指標時にレート変動が大きくなるわけではありません。ファンダメンタルズに大きな影響を与えやすい経済指標ほどレート変動が大きくなる傾向が強く、特に米国の代表的な経済指標発表時にはレート変動が大きくなりやすい傾向があります。
以下の経済指標は米国の経済指標の中でもレートが変動する傾向が強いものばかりですのでぜひトレードの参考にしてみてください。
米国の重要経済指標一覧
赤字の経済指標は、発表後の30分間の平均変動幅が50pips以上もあるもので特に重要です。クリックすると平均変動幅、直近6ヶ月平均変動幅、2016年1月以降の最小変動幅・最大変動幅の詳細部分にジャンプします。
また、10,000円の資金を使って30分間の平均変動幅でどのくらい儲けられるのかも紹介しています、海外FXのハイレバレッジの投資効率の高さを数字でご確認いただけます。
ISM製造業景況指数 | FRB経済・政策金利見通し発表 | 雇用統計 |
ISM非製造業景況指数 | FRB議長の記者会見 | 小売売上高【除自動車】 |
ADP全国雇用者数 | FOMC議事録公表 | 消費者物価指数【コア】 |
FOMC政策金利発表 | 景気先行指数 | 貿易収支 |
以下の経済指標は変動幅が大きくなる傾向が特に強く、ハイレバレッジ取引と組み合わせると短時間で投資効率の高いトレードが可能となります。
米国以外の特に注目したい経済指標
【FOMC政策金利発表】
※最小値と最大値は2016年1月~直近値)
米ドル/円 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | ※最小値 | ※最大値 |
65.7pips | 63.5pips | 33pips | 124pips |
ユーロ/米ドル 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | 最小値 | 最大値 |
63.7pips | 62.3pips | 30pips | 151pips |
【証拠金10,000円、レバレッジ500倍、米ドル/円100円 → 直近6ヶ月平均pipsとなった場合の利益】
50,000通貨 x 0.635円 = 31,750円
【FRB経済・政策金利見通し】
※最小値と最大値は2016年1月~直近値)
米ドル/円 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | ※最小値 | ※最大値 |
79.2pips | 84.7pips | 43pips | 124pips |
ユーロ/米ドル 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | 最小値 | 最大値 |
87.8pips | 74.8pips | 36pips | 165pips |
【証拠金10,000円、レバレッジ500倍、米ドル/円100円 → 直近6ヶ月平均pipsとなった場合の利益】
50,000通貨 x 0.847円 = 42,350円
【雇用統計】
※最小値と最大値は2016年1月~直近値)
米ドル/円 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | ※最小値 | ※最大値 |
63.0pips | 43.3pips | 28pips | 132pips |
ユーロ/米ドル 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | 最小値 | 最大値 |
63.4pips | 48.8pips | 26pips | 143pips |
【証拠金10,000円、レバレッジ500倍、米ドル/円100円 → 直近6ヶ月平均pipsとなった場合の利益】
50,000通貨 x 0.433円 = 21,650円
【消費者物価指数 コア】
※最小値と最大値は2016年1月~直近値)
米ドル/円 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | ※最小値 | ※最大値 |
44.3pips | 50.5pips | 14pips | 92pips |
ユーロ/米ドル 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | 最小値 | 最大値 |
38.3pips | 52.7pips | 10pips | 72pips |
【証拠金10,000円、レバレッジ500倍、米ドル/円100円 → 直近6ヶ月平均pipsとなった場合の利益】
50,000通貨 x 0.505円 = 25,250円
【ECB総裁記者会見】
※最小値と最大値は2016年1月~直近値)
ユーロ/米ドル 発表から30分の変動幅 | |||
平均値 | 直近6ヶ月平均値 | 最小値 | 最大値 |
76.3pips | 72.3pips | 32pips | 150pips |
【証拠金10,000円、レバレッジ500倍、米ドル/円100円 → 直近6ヶ月平均pipsとなった場合の利益】
50,000通貨 x 0.723円 = 36,150円
レート変動しやすい経済指標発表時のハイレバで注意すべきこと
しかし、もしレートが思惑の反対に動いたら大きな損失が発生するのでは…経済指標発表時ではレート急変によってロスカットが間に合わないリスクがあり、証拠金以上の損失である「追証」が発生する危険性があるのでは…という疑問を抱く方もいるでしょう…
海外FXのゼロカットは、最大損失を必ず証拠金以内に抑えてくれる
そのような逆行リスクや追証リスクに対し、海外FXでは以下の損失低減システムが備わっています。
- ハイレバレッジだから極めて少額な証拠金でトレードできる=損失リスクが抑えられている
- 海外FXではゼロカットにより証拠金以上の損失は発生しない
このようなことは、レバレッジ最大25倍、ロスカットシステムしか導入されていない国内FXでは不可能であり、海外FXはレートが変動しやすい経済指標発表時にリスクを極力抑えながらトレードが行えると言えます。
相場を予想し、無理なトレードを避けることが重要
資金効率に優れたハイレバレッジと損失リスクを抑制するゼロカットがあるからといって無理なトレードは避けるべきであり、それなりの相場予想を行い、一度に大きなポジションでエントリーしないようにしましょう。
エントリーする前にはファンダメンタルズ分析などにより経済指標の発表後にレートが上昇するのか下降するのかをできるだけ予想しておきましょう。また、経済指標相場時にハイレバレッジを用いる場合は多額の資金を投じることは禁物です、余裕資金の範囲でハイレバレッジを上手に活用するようにしましょう。
上昇・下降トレンドを見極めるためのファンダメンタルズ分析についてはこの記事の上部で解説しています。