ここではFXで成功する方法……ではなく、失敗しない方法をお話します。
初心者の方は特に、FXで成功しよう!一攫千金を当てよう!と考えることもあるかと思いますが、しかし何より大事なのが成功よりも失敗しないことです。
失敗が少なくなれば自然と成功に近づきますし、何より一度の失敗でFX市場から退場しないで済みます。ここではそんな失敗しない方法を詳しく解説していきます。
目 次
FXで初心者が失敗しない方法【海外FXを選ぼう】
まず大前提として、FX初心者こそ海外FXを選ぶべきです。
それはこのサイトでもたくさん話していますが、海外FXの方がリスクを抑えることができるからです。
海外FXにはゼロカットという制度があります。国内にはありません。
ゼロカットとは、マイナスになった資金を0に戻してくれる制度で、国内はこれがないため、もしトレードに失敗して資金がマイナスになったら支払いの義務が発生します。実質借金を負うことになります。これは絶対に避けたいですよね。
そのためゼロカット制度がある海外FXが良いのです。
また海外FXだからといって英語ができないとダメなのかというと、そんなことはなく、日本語でもトレードできますし、サポートも受けることができます。
私のお勧めする海外FXは以下の記事からご覧ください。
FX初心者は資金管理をできるようになろう
FX初心者の方はまず資金管理ができるようになるべきです。
資金管理さえしっかり行えれば、1度負けたとしても次の利益確定で戻せる確率がぐっと上がるためです。
そのためには以下の2点の管理を行いましょう。
- レバレッジ管理
- 資金管理
資金管理とか面倒くさい… 難しくてよく分からない… という方は「無くなっても良い資金」だけを常にFX口座に入れておき、他は出金して置いたり、別の口座に入れて置いたりしましょう。
レバレッジ管理
レバレッジはそもそも口座内レバレッジと実行レバレッジがあり、それぞれ口座内の最大レバレッジを口座内レバレッジと言い、証拠金に応じてトレードの際に付与されるレバレッジを実行レバレッジと言います。
2つのレバレッジについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
このレバレッジの管理をすることができると、資金を無駄遣いすることが減ります。
トレードの際にかける実行レバレッジが、自分の証拠金に応じてどう変わるのか、大体でも良いので把握しておくとベストです。
※実効レバレッジとは……実際の運用レバレッジこと。口座レバレッジが1000倍なら、1~1000倍の間でトレードする時に自動で調整される。
- 実効レバレッジ=ポジション保有額(取引数量×各通貨の現在レート)÷有効証拠金
例えば、1万通貨(0.1lot)取引をする時、米ドル円レート100円、有効証拠金が5万円の場合…..
(10,000×100)÷50,000=20
実効レバレッジ20倍になります。
こういったレバレッジの管理ができるようになると、「このトレードでは損切ラインはこのくらいだろう」といった明確な数値を出せるようになります。何となくでも把握できるようになっておくことが望ましいでしょう。
資金管理
レバレッジの管理同様に、資金管理も大切です。
FXではFX口座に入れた資金の事を証拠金と呼びます。その証拠金をトレードに使うと、証拠金維持率というものが表示されるのですが、その証拠金維持率は高ければ高いほどロスカット(強制決済)されにくくなるので、証拠金維持率は高く保つことが良いです。
しかし、資金管理とは証拠金維持率の他に、いくらFX口座に入れるのかといったことも考慮する必要があります。最初にいくら資金を入れるのか、いくら使えば良いのか、どのくらいの利幅を取ったらいくら稼げるのか、といったことを最初に計算しておきましょう。
面倒な人は「無くなっても良い資金だけを投じる」こと
- レバレッジの管理
- 資金管理
これらが難しいと感じる方、よく分からないという方もいるでしょう。
私自身も最初は「そんなものなくても感覚でどうにかなる」と思っていましたが、それは間違いです。後で失敗してから後悔しないように、最初に計算しておくことが望ましいです。
しかしできるなら楽な方が良いですよね。
そんな時は「無くなっても良い資金だけをFX口座に入れましょう」。そうすることで失敗しても最小限の損失だけで済み、かつトレードに慣れていくこともできるので、トレードを実践しながら徐々に管理を覚えていきましょう。
どこでポジションを取るべきか?利確のタイミングは?
FX初心者の方は「どこでポジションを取ったらよいか分からない」といった疑問があるかと思います。実際、私自身も初心者の頃はそういった疑問をずっと抱いていました。
結論から言うと、基本的にトレンドが出ている時に、トレンドが伸びている方向にポジションを持つことが良いでしょう。
逆張りはNG!順張りだけに徹底すること
よく「トレンドが伸びているから、そろそろ反転するのではないか?」と逆張りをしてしまう人がいますが、それはNGです。
上級者にもなれば反転のタイミングも分析して予測できるので良いのですが、初心者の方はまず素直にトレンドが伸びている方向にポジションを持ちましょう。
例えば、チャートが伸びているなら買い注文を出し、チャートが下降しているのなら売り注文を出す、といった風にトレードを行います。
相場が動いていない時間には取引しない
逆張りはNGということはわかったかと思います。もう一つNG項目があり、それは「相場が動いていない時間に取引してしまう」といったトレードのやり方はNGです。
よく「FXでは根拠のないトレードはしてはいけない!」と、聴かされると思うのですが、根拠といってもよく分からないのが初心者だと思います。
また初心者の方はチャートを見るたびにポジションを取ろうとしてしまう人がいますが、それもNGです。
FX初心者の方は「相場が動くタイミング(具体的には夜10時~)」でトレードするように意識しましょう。それ以外の昼の時間帯などはあまり動きが活発ではありません。
そういったタイミングの方が損をしないのでは?と思う人もいるかと思います。確かに損失は少なくなるかもしれませんが、同時に利益を上げることも難しくなります。
とはいえ何も相場が動いているタイミングでハイリスクハイリターンなトレードをしろ、といっているわけではありません。
そこはしっかりと「トレンドが出ている」タイミングで順張りを行うことでなるべく勝率を高く保つようにします。
リスクをなるべく排除しながらリターンのあるトレードをするようにしましょう。
利確のタイミングはココ!【欲張らないがカギ】
「トレンドが出ている時に、順張りする」
これを意識することでポジションを持つタイミングは分かってもらえたかと思います。
そこで次に利確のタイミングですが、トレンドが終わるタイミングが最善ですが、欲張ってはいけません。
欲張って、利確のタイミングを「もっと稼げるかもしれない…」と待っていると、いつの間にか反転してしまい、結果利益が小さくなってポジションを閉じてしまう、ということが起こりえます。
こういった失敗を防ぐために、チャートが反転すると思う前、もしくは反転したタイミングで利益を確定するようにしてください。
しかし反転せずに「だまし(トレンドが出ている中一瞬反対の動きをすること)」だったら?と思う人もいるかと思います。
それでも利益を確定して問題ありません。損をするよりはマシで、また「だまし」が終わり、トレンドが元のように続く場合はまたそこでポジションを取れば良いだけです。
【まとめ】FX初心者が失敗しないために大切なこと
- レバレッジ管理・資金管理を行おう
- 上記の管理が良く分からない方は、無くなっても良いお金だけを使おう
- 相場が動かない時間帯は取引しないこと
- 順張りだけ行うこと
FX初心者の方はこれだけをまず意識することで失敗が減ります。
また口座内資金を最小限にすることで必然的に失敗のリスクも減らせるため、まずは低リスクなトレードから始めてみて、資金管理を覚えていきましょう。