XMはその公式サイトでFXトレードの資金管理やポジション管理に役立つ「FX計算ツール」を公開しています。
証拠金の計算、1ピップス当たりの価値や損益計算ができるので利確・損切り、ロスカット対策などに役立ちます。
目 次
XMの計算ツールをリスク管理に活用しよう
FXトレードを行う上で重要な資金管理=リスク管理をしっかりと行うためにFX計算ツールの使い方を学びましょう。
XMのFX計算ツールでは以下の機能があります。
※リンクをクリックすると各詳細にジャンプします。
エントリーするロット数を把握できる「ピップ値計算機」
1ピップス当たりの利益額と損失額を把握できるので、ポジションを建てる際に最適なロット数を計算できます。
何ピップス儲けると・損すると「いくらの利益額・損失額になるのか」を計算できます。
利益額と損失額はロット数に応じて決まるので、ピップス計算機でロット数を変えながら許容できる損失額を把握してリスク管理に役立ちます。
ロスカット(損切り)するまでの許容できる逆行ピップスは何ピップスなのか、逆行ピップス(損失額)をもとに取引サイズを計算できます。
選択・入力する項目は、
- 通貨ペア:取引予定の通貨ペアを選択
- 口座の基本通貨:ご自分の取引口座の基本通貨を選択
- 口座タイプ:ご自分の取引口座のタイプを選択
- ロット数量:取引予定のロット数を入力
計算を実行すると結果が表示されます。
具体的な損切り/利益確定額がわかる「損益計算機」
この計算機を用いると、損切り&利益確定額に達した時点の損失額と利益額を把握できます。
損切り/利益確定額の計算、損切り/利益確定レベルの2種類の計算機を利用できます。
予想するレートになった場合、予想するピップス変動になった場合の損益を把握できます。
具体的には、以下を計算し表示します。
- 損切り価格&利益確定価格
損切りと利益確定のピップスに達した時点のレートを表示します。 - 損切りピップス&利益確定ピップス
損切り価格と利益確定額までのピップスを計算できます。 - ピップス値
取引口座の基本通貨に換算したピップスあたりの損失額&利益額を計算します。
選択・入力する項目は、
- 口座の基本通貨:ご自分の取引口座の基本通貨を選択
- 通貨ペア:取引予定の通貨ペアを選択
- 口座タイプ:ご自分の取引口座のタイプを選択
- ロット数量:取引予定のロット数を入力
- オープン価格:注文したいレートを入力
- 損切り価格を設定する:損切りまでのピップス数を入力
- 利益確定価格をしているする:利益確定までのピップス数を入力
- 取引タイプ:「買い」または「売り」を選択
計算を実行すると結果が表示されます。
現在の価格レートを教えてくれる「通貨換算ツール」
通貨換算ツールを使うと、現在のリアルタイムレートをもとにある通貨から別の通貨への換算ができます。
お持ちの取引口座の基本通貨から別の基本通貨の口座に資金移動するときの実勢レートがわかります。
選択・入力する項目は、
- 換算前:換算前の通貨を選択
- 換算後:換算後の通貨を選択
- 金額:換算前の通貨の金額を入力
計算を実行すると結果が表示されます。
ポジションを建てるのに必要な資金がわかる「証拠金計算機」
証拠金計算機を利用すると、ポジションを建てるために必要な資金コスト(証拠金)を計算できます。
トレードを始める前に必要証拠金を計算し、ポジションを建てる際のコストを把握できます。口座の資金残高に対して必要証拠金が大きければロット数を減らす判断ができます。
必要証拠金は{lotx通貨レート}÷レバレッジ倍率で計算されますが、それを計算機で自動計算してくれます。
- 現在の変換価格:通貨ペアのリアルタイムレートがわかります。
- 必要証拠金:現在レートで指定ロット数のポジションを建てる場合のコスト
※画像右下の「必要証拠金 変換された通貨」とは、通貨ペアの右側通貨で換算した必要証拠金(コスト)のことです。
以下は、スタンダード口座とゼロ口座でのFX主要通貨ペアの必要証拠金の目安です、換算は1lot(10万通貨)、2020年9月22日現在のレートを使用。
通貨ペア | レバレッジ倍率 | 必要証拠金 | レバレッジ倍率 | 必要証拠金 |
EUR/USD | 1000倍 | 13,867円 | 500倍 | 24,610円 |
GBP/USD | 15,100円 | 500倍 | 26,809円 | |
EUR/JPY | 13,860円 | 500倍 | 24,607円 | |
USD/JPY | 11,778円 | 500倍 | 20,914円 | |
GBP/JPY | 15,100円 | 500倍 | 26,803円 | |
AUD/JPY | 8,501円 | 500倍 | 15,088円 | |
NZD/JPY | 7,853円 | 500倍 | 13,944円 |
ゼロ口座の最大レバレッジは500倍です。500倍の必要証拠金は上記のスタンダード口座で紹介しているので、ここでは400倍と200倍のを紹介しておきます。
通貨ペア | レバレッジ倍率 | 必要証拠金 | レバレッジ倍率 | 必要証拠金 |
EUR/USD | 400倍 | 30,726円 | 200倍 | 61,453円 |
GBP/USD | 400倍 | 33,462円 | 200倍 | 66,935円 |
EUR/JPY | 400倍 | 30,724円 | 200倍 | 61,440円 |
USD/JPY | 400倍 | 26,131円 | 200倍 | 52,263円 |
GBP/JPY | 400倍 | 33,451円 | 200倍 | 66,904円 |
AUD/JPY | 400倍 | 18,797円 | 200倍 | 37,603円 |
NZD/JPY | 400倍 | 17,398円 | 200倍 | 34,794円 |
最新の必要証拠金は以下に従い自動計算機でご確認ください。
選択・入力する項目は、
- 口座の基本通貨:ご自分の取引口座の基本通貨を選択
- 通貨ペア:取引予定の通貨ペアを選択
- 口座タイプ:ご自分の取引口座のタイプを選択
- ロット数量:取引予定のロット数を入力
- レバレッジ:取引で利用するレバレッジ倍率を選択
計算を実行すると結果が表示されます。
XMでの証拠金維持率とロスカット水準の計算については下の記事を読んでください。
保有ポジションのスワップポイントを把握できる「スワップ計算機」
スワップとは、ポジションを日をまたいで保有する場合に、XMが口座に付与または口座から引き落とすロールオーバー金利であり、スワップポイントと呼ばれています。
スワップ計算ツールを使うと、通貨ペアを保有した場合の1日あたりのコストを計算できます。
ポジションを保有すると発生するスワップポイントを把握でき、以下を計算できます。
- スワップ買い(JPY)/口座の基本通貨:ロングポジションで1日保有したときのコスト
- スワップ売り(JPY)/口座基本通貨:ショートポジションで1日保有したときのコスト
- スワップ買い(JPY):通貨ペアの右側通貨をロングポジションで1日保有した場合のコスト
- スワップ売り(JPY):通貨ペアの右側通貨をショートポジションで1日保有した場合のコスト
スワップは、通常、ロングの場合はプラス、ショートではマイナスとなりますが、現状、XMでのスワップはロング/ショートともにマイナスとなる通貨ペアがほとんどです。
選択・入力する項目は、
- 口座の基本通貨:ご自分の取引口座の基本通貨を選択
- 通貨ペア:取引予定の通貨ペアを選択
- 口座タイプ:ご自分の取引口座のタイプを選択
- ロット数量:取引予定のロット数を入力
計算を実行すると結果が表示されます。
必要証拠金、ピップス値、スワップなどが一度でわかる「オールインワン計算機」
オールインワンというだけあって一度の計算で、必要証拠金、ピップ値、銘柄ごとのスワップ、レバレッジ、ポジションサイズを計算できます。
- スワップ買い(USDJPY):ロングポジションで1日保有した場合のスワップポイント
- スワップ売り(USDJPY):ショートポジションで1日保有した場合のスワップポイント
- 必要証拠金:ポジションを建てるために必要な資金コスト
- ピップ値:通貨ペアごとの1ピップ当たりの損益額
- スワップ買い(JPY):ロングポジションで1日保有した場合のコスト額
- スワップ売り(JPY):ショートポジションで1日保有した場合のコスト額
上記項目のデータを一度で確認できるので、どのようにポジションを建てるか、ポジションを建てるかどうか、といった判断を行うために役立つツールです。
選択・入力する項目は、
- 口座の基本通貨:ご自分の取引口座の基本通貨を選択
- 通貨ペア:取引予定の通貨ペアを選択
- 口座タイプ:ご自分の取引口座のタイプを選択
- ロット数量:取引予定のロット数を入力
計算を実行すると結果が表示されます。
とにかく、一度で必要証拠金など複数のデータを確認できるのは便利の一言です。上記の通り個別の計算機能を用いながら個別の判断を行うだけでなく、取引予定のボリュームや取引方針をある程度決めていてまとめて計算したい方にはおすすめできるFX計算機だと言えます。
XMのFX計算ツールのまとめ
XMが用意してくれているオンライン計算ツールは、資金リスクやポジションの管理、利益と損失をあらかじめ予想しながらトレードの判断を行うために非常に役立つはずです、どんどん使ってみてください。
※下のリンクをクリックすると詳細にジャンプします。