easyMarketsは2001年設立、英領バージン諸島の金融ライセンスを取得しており、損失ポジションを取り消したりフリーズレートで発注できる独自取引ツールを提供している非常にユニークな海外FX業者です。
この記事は、easyMarketsの特徴、メリット、デメリットなどを評判・評価レビューとしてまとめたものです。海外FX業者を選ぶ上での参考にしてもらえたら幸いです。
目 次
easyMarketsをおすすめしたい方
- 信頼性、安全性を重視する人
- 取引環境を重視される人
- 経験が浅いFX初心者
- 自己資金に余裕がある人
上記に当てはまる人にはeasyMarketsをおすすめします。以下よりeasyMarketsの特徴などを詳しく紹介していきます。
easyMarketsってどんな会社
easyMarketsは2001年から営業してい老舗中の老舗の海外FX業者です。
サッカー名門グラブ「レアル・マドリード」のグローバル・スポンサーを務めていることで知られており、世界の名だたるグローバル企業と肩を並べています。
レアルマドリード公式スポンサーページ
日本人向けのサービスはeasyMarketsグループ会社「EF Worldwide Ltd」が2018年にスタートしたてですが日本人向けサービス強化のために日本語サポートスタッフも増やしており今後が注目される海外FX業者です。
easyMarketsの信頼性は良好
easyMarketsグループはキプロス証券取引委員会(CySEC)、オーストラリア証券取引委員会(ASIC)といった非常に厳格な金融ライセンスをはじめセーシェルや英領バージン諸島のライセンスを取得しており総体的に信頼性が高いと言えます。
easyMarketsグループの金融ライセンス
グループ会社 | 保有ライセンス |
Easy Forex Trading Ltd | キプロス証券取引委員会(CySEC) 2007年5月29日取得 |
Easy Markets Pty Ltd | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) 2003年11月26日取得 |
EF Worldwide Ltd | セーシェルの金融サービス局(FSA) 2020年10月22日取得 |
EF Worldwide Limited | 英領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC) 2021年8月23日取得 |
なお、日本在住者はEF Worldwide Limitedのサービスの利用となります。
日本在住者は日本語のHPから口座開設すれば問題ありません。
easyMarketsの5つの特徴とメリット
独自開発した取引ツール「easyTrade」の多機能性などユニークな特徴があります。
独自のウェブ取引ツールが優秀
easyMarketsが独自に開発したウェブ型プラットフォーム「easyTrade」は取引・チャート分析・口座管理・ニュース配信などの多機能を備えています。
「TradingView(トレーディングビュー)」が基盤となっているので、以下のメリットがあります。
- 一つのシステムでFX・株式・仮想通貨などの投資商品のトレードができる
- チャート分析のインジケーターが豊富
- 比較チャート機能が標準装備
特にMT4・MT5にはない「比較チャート機能」は下の画像の通り一つのチャート内で複数の通貨ペアの値動きを比較できるので、複数通貨ペアの相関性を確認できるので相場分析の精度を上げるのに役立ちます。
また「比較チャート機能」は、取引銘柄同士を比較できるだけでなく、取引銘柄以外の商品と比較することもできます。たとえば、米ドルに影響しやすい米10年国債と見ドル円を比較しながらトレードを行うことも可能です。
TradingVIew(トレーディングビュー)とは
アメリカシカゴに本拠地を置く多機能チャートツールの開発・提供を行っている業界最大手。世界中の多くのトレーダーが利用しユーザー数は1,200万人超、日本ユーザーも60万人を超えています。easyMarketsのように数多くの金融機関等がTradingViewを基盤としたチャート開発などを行っています。
独自の損失ポジションの取消機能
easyMarketsでは、設定時間内であれば損失ポジションを取り消せる「dealCancellation」という機能があります。
新規ポジションを発注する際に「dealCancellation」を有効にして、1時間、3時間、6時間を選択すれば、発注してからその時間以内であれば取引をキャンセルすることができます。
キャンセル料は銘柄のボラティリティに基づいて計算されます。下の画像は1,066.53ドルの損失発生に対して82.98ドルの手数料がかかるケースです。
フリーズレート機能
フリーズレートとは、発注時にレートを3秒間止めることができる機能、使用回数に制限はなく何回でも使用できます。
下の画像のとおり売りと買いの間の「フリーズレート」ボタンを押すだけでレートを一時的に固定できます。
フリーズレート機能でレートを一時的に固定すれば、経済指標時などボラティリティが激しい取引においてリスク軽減に役立ちます。
固定スプレッド、スリッページがない
easyMarketsのスプレッドは原則固定です。【公式サイトでスプレッドを見る】
変動スプレッドではスプレッドの変動分によって利益が増えたり減ったりしますが、固定スプレッドでは常に一定なのでコストを織り込んだ損益管理が容易です。
しかし、後述のとおりeasyMarketsの固定スプレッドは変動スプレッドよりも広くなっています。
取扱い銘柄数が非常に多い
easyMarketsは非常に幅広い取扱い銘柄を揃えてます。MT4では128種類の銘柄、独自取引ツールeasyMarketsでは184種類の取扱い銘柄を用意しています。FX通貨ペアから各種CFDまで一つの取引口座で多くの取引市場に参加することができます。
FX通貨ペア | 63銘柄 |
CFD/貴金属 | 19 |
CFD/エネルギー | 5 |
CFD/商品 | 7 |
CFD/株式 | 64 |
CFD/株価指数 | 15 |
CFD/仮想通貨 | 12 |
ゼロカットが確実、追証が発生しない
easyMarketsはゼロカットを採用しています。
ゼロカットは海外FXにだけあるシステムで、追証が発生しません。
追証(追加証拠金)は実質借金です。その借金を0にしてくれるシステムであるゼロカットはFXにおいては絶対に合った方が良いです。
easyMarketsはそのゼロカットを完備しているので安心です。
レバレッジ最大400倍、ロスカット水準30%
easyMarketsの最大レバレッジはeasyTradeで200倍、MT4で400倍、ロスカット水準は30%以下です。国内FXよりも高い資金効率でトレードできます。
他社よりも抑え気味のレバレッジであるため、ロスカット水準30%もあれば余裕をもってポジションを保有し続けることができます。
スタンダード口座 | プレミアム口座 | VIP口座 | |
最大レバレッジ | easyTrade:200倍 MT4:400倍 | ||
ロスカット水準 | MT4:400倍 | ||
マージンコール | 証拠金維持率70%以下 |
MT4のレバレッジ倍率は変更できる
各口座でMT4を利用する場合はレバレッジの倍率を変更できます(400倍、200倍、100倍、50倍、33倍)。
日本語サポートにチャット又はメールでリクエストすれば倍率を変更できます。
なお、easyTradeではロット数量に応じてレバレッジが変動するので変更できないので注意しましょう。
easyMarketsの3つのデメリット
スプレッドがかなり広い
スプレッドは原則固定ですが、通貨ペアや時間帯によっては拡大します。
また固定スプレッドで手数料の計算などがしやすいという利点はありますが、通常時の固定スプレッドも他社と比べると広い傾向にあります。
初回入金額が高い
easyMarketsは初回入金金額が高いというデメリットもあります。
スタンダード口座は100ドル(1万円ほど)ですが、プレミアム口座は2,000ドル(20万円ほど)、VIP口座は10,000ドル(100万円ほど)となっています。
スタンダード口座は他の海外FX業者と同じような初回入金額ですが、プレミアム口座とVIP口座は少々敷居が高くなっています。
初回出金時は電話での本人確認が必要
easyMarketsは初回出金時には電話での本人確認が必要になります。
電話では名前、生年月日、本住所などを聞かれるため、事前に把握しておきましょう。
電話が確認できないと、出金できない場合もあるため注意しましょう。
【まとめ】easyMarketsの評判を管理人が総評
easyMarketはスプレッド固定の面白い海外FX業者です。
しかし、その固定スプレッドが広かったり、固定とは言いつつ変わるときもあるため注意が必要です。
あまりおすすめはできませんが、試してみたい方はデモ口座から始めてみてください。