FXでも1億円以上稼げるという話題を耳にすることがあると思います。
そして、FXで1億円を稼げたらいいなと思う人も結構いるのではないでしょうか。
しかし、気楽な気持ちでFXを始めるのはハイリスクです。
この記事では、FXで1億円以上を稼ぐことができるのかどうか、稼げるとしたら近道はあるのか、どんなことが必要なのかを解説していきます。
目 次
FXで1億円以上稼ぐことはできる?
結論から言うと、FXで1億円以上を稼いでいる人は「大勢います」。
国税庁によると2019年度の年収1億円~2億円の人口は23,550人、そのうち株・為替などトレーダーが断トツ1位13,282人で56.4%を占めています。
このように、あらゆる職業の中で株・為替トレーダーが1億円以上を稼いでいる上位を占めています。しかし「自分もトレーダーになって億り人になれる可能性がある」と意気込んで安易に始めてみたものの、大多数の人たちがFX市場から退場しています。
したがって、トレーダーとして1億円以上を稼ぐためにはかなりの知識・経験・ノウハウを身に付けないと必ずといっていいほど負けます。これはFXと株式に共通することです。
1億円稼ぐのにFXと株のどっちが難しい?
1億円を稼いでいるトレーダーがいることは分かったところで、さて、トレーダーになるなら株式とFXのどちらがいいのでしょうか?
一般的に考えたらFXはギャンブル性が高いので株よりも難しいかもしれません。
買いと売り、両方からエントリーできるため、ある人が勝つと別の人が必ず負ける投資になります(買いと売りポジション保有者全体の利益と損失の総和がゼロに近くなる)
株式投資の場合は、買いエントリーだけなので、価格が上昇・下落すれば保有者全員が儲かったり損をするのでゼロサムゲームではありません。また、株式相場はFX相場よりも相場が一気に上昇する頻度が高いので、1,000万円以上の資金をテンバガー(株価が10倍になるほど急上昇した銘柄のこと。大化け株)などに投資すれば1億円を稼ぐことは不可能ではありません。
また、仮想通貨も価格変動が大きく、短期間で価格急上昇したビットコインで億り人になっている人もいますが、価格が高騰しすぎている感が強く、今後しばらくは天井掴みに近いリスクがあるでしょう。
このようなことから、仕組みと相場的にはFXが難しく、株式の方が億トレーダーになれるチャンスが高いと言えます。仮想通貨投資は最近の相場環境からするとこれから1億円を稼ぐのには向いていないでしょう。
FXの方が株よりも投資資金が少なく済む
株で億トレーダーになれる可能性が高いことが分かりましたが、それはあくまで1,000万円~数千万円規模の資金があっての話です。
株式ではかなりまとまった資金を用意できなければ短期間で大きな利益を叩き出すことは困難です。
では、FXで1,000万円~数千万円の資金を用意できなければ1億円トレーダーになれないかというと、答えは「ノー」です。なぜでしょうか?
FXのレバレッジはほとんどリスクがない
答えは、FXにはレバレッジというものがあり、少ない資金で大きな取引ができるからです。
たとえば、100万円の証拠金でレバレッジ5倍でトレードするなら500万円の取引が行えます。
国内FXで最大25倍、海外FXでは最大3000倍のレバレッジをかけることができます。
10万円をレバレッジ1000倍で運用しようとすれば1億円の取引が可能、3000倍なら3億円の取引が可能となります。
そのため、FXでレバレッジ取引を行えば、短時間・短期間で大きな利益を出すことも可能なのです。
その反面、レバレッジ取引は大きな損失も出してしまうこともあるので、FXは株式よりもハイリスク・ハイリターンだと言われています。しかしそれも実は勘違いです。
詳しくは下記の参考記事を見て欲しいのですが、レバレッジはかければかけるほど、投資する資金が少なくて済むので、結果ロスカットされにくくなり、同じ資金でも国内FXよりも海外FXのほうが長くポジションを保有することができます。
その分チャンスも生まれやすいため、ハイリスクハイリターンというのは実は間違っています。ただしハイレバレッジだからという理由で資金を掛けすぎてしまう人が多いため、このような勘違いが生まれました。
海外FXのハイレバレッジは魅力的
ここで、レバレッジを使うことで少ない資金でも利益を大きくすることができることについて解説します。
最大レバレッジは国内FXが25倍、海外FXが1,000倍や3,000倍までの業者もあります。
仮に国内FXで、10万円の証拠金でレバレッジ25倍で取引したら250万円の取引ができますが、100pips分(1円変動分)の利益を獲得できても25,000円の利益にしかなりません。
一方、海外FXで、レバレッジ1,000倍で取引した場合は1億円(10万円×1000)の取引が行えて、100pips分(1円変動分)の利益を出せれば100万円の利益を得ることができます。
例えば、2021年度の後半における経済指標発表時では10pips~30pipsの為替変動は頻繁に発生しており、6月には米国消費者物価指数(CPI)、米国雇用統計とカナダ雇用統計で40pips~60pipsも変動しました。
もし50万円の資金があれば5億円の取引を行えて100pipsで利益確定できれば500万円の利益がでます。50pipsでも250万円の利益が出ます。物凄くハイリターンだと思いませんか?
このようにFXにはレバレッジがあることによって少額資金でも大きな利益を狙えるメリットがあります。
海外FXでは借金は負う心配がない
今までに海外FXを利用したことがない人は、レバレッジが大きいとロスカットしやすく最悪借金を背負うリスクが高いと思っている人が結構いるようです。
確かに、重要な経済指標発表などで相場が急激に変動する時にはロスカットが発動されず証拠金以上の損失が発生することがあります。
高いレバレッジだと同じ為替変動幅であっても損失幅が大きくなりやすくロスカットしやすくなります。
そして、重要な経済指標発表などで相場が急激に変動する時にはロスカットが発動されず証拠金以上の損失が発生することがあります(ただし、前述の60pips程度の変動や100pips程度ではロスカットのは発動が遅れることありません)。
証拠金以上の損失はまさに追証=借金なわけですが、海外FXではゼロカット制度というのが導入されているので絶対に借金を負うことはありません。ゼロカットは借金を帳消しにしてくれるシステムだからです。
一方、国内FXではゼロカット制度は導入されていません。追証が発生したら必ず業者に返済しなければなりません。事実上の借金です。
日本の金融庁はゼロカットを禁止している
日本の金融庁は国内FX業者がゼロカットのような損失補填を禁止しています。
ロスカットの発動が遅れたりするのはFX業者のシステムの性能にも問題があるにもかかわらず、金融庁の指導で国内FX業者は全責任をトレーダー(顧客)に負わせています。
相場の急変などを盾にして「トレーダーから金を巻き上げられるシステム」である国内FXは非常に危ないのです!
FXで1億円を稼げる億トレーダーになるには知識・経験・ノウハウが求められますが、まずFXを始めるにあたりどの業者を利用すべきかが重要です。
高いレバレッジでも取引出来て、少額資金でも大きな利益を狙えて、失敗しても借金を負うリスクがゼロの海外FXでスタートする方が億トレーダーへの近道となるはずです。
1億円以上の億トレーダーになるために必要なことは?
億トレーダーになるためには知識・スキル・メンタルが必要ですが、FXトレーダーになるための性格がまず重要です。特に以下の3つは欠かすことができないものです。
物事を長期的に考える
FXでは日々の勝ち負けにこだわり過ぎるよりも、長い目でトータルの損益が重要です。
月間の利益目標を立てて、日々のトレード結果と損益、どんな勝ち方・負け方だったのか、その時の感情や思考はどうだったのかを記録し、日々のトレードを振り返りながらスキルを磨いていけるかどうかが大事になってきます。
特に負けたときは反省をして、次は繰り返さないようにします。運に任せるようなトレードをしてしまうと、何も身につかないため、ゆっくりでも良いのでどんな点が良かったか、どんなところがダメだったかを自分なりに分析するようにしましょう。
感情的にならない
人間はFXに限らず、負けが続くと挽回することばかりを考えてしまうものです。FXでは証拠金が少なくなればなるほど感情的になりやすく、感情に支配されてしまうと的確な判断ができなくなります。
億トレーダーに近づくには感情に左右されずに、できるだけ淡々とこなせるようになっていきましょう。
とはいえ最初はお金がかかっているので精神的にきつくなることもあると思います。だからこそFXは余裕資金で行う必要があります。
強い信念を持ち続けられる
絶対に億トレーダーになってみせるという強い信念を持てる人が億トレーダーになっています。
FXでは無敗神話はありません。どんなに有名な億トレーダーでも必ず資金を溶かしてますが、挫折を経ても諦めなかった人だけが億トレーダーへと登りつめているのです。
まあ勝つまでやり続ければ成功するわけですが、できるかどうかは実際問題難しいです。なのでなるべく負けを抑えていく必要があります。そのためには常に分析を行うようにしましょう。
1億円を稼いでいるトレーダーの手法は?
億トレーダーの多くはトレンドフォロー、スキャルピングを相場状況に応じて使い分けながらトレードしています。
トレンドが発生する時にはトレンドフォローを使い、レンジ相場においてはスキャルピングを使いますが、両方使っている億トレーダーもいます。
一般的には、1回のトレードの利益はトレンドフォローの方が大きく、スキャルピングでは1回当たりの利益は小さいですが短期売買を繰り返して利益を積み上げていきます。
トレンドフォロー
トレンドとは上昇相場(下降相場でも可)が一定の期間続く状態のことです。
トレンドは頻繁に発生するものではないためトレード機会が少ない傾向ですが、長いトレンドが続く時には利益を伸ばし続けることができます。
上昇トレンド又は下降トレンドにおいて3種類の方法でエントリーします。
- 押し目買い・戻り売り
- ブレイクアウト
- 追随買い・売り
押し目買い・戻し売り
上昇トレンドの中で一時的に下がった時に「押し目」でエントリー、
下降トレンドにおいて一時的に上がるタイミングの「戻り目」でエントリーします。
最も有利な価格である押し目、または戻り目付近でエントリーを行う考え方です。
【押し目買いのパターン】
戻り目売りのパターン
もちろんそう簡単にはエントリーできないですが、どのあたりでエントリーするか、という考え方を持っておくことが大切です。
ブレイクアウト
ブレイクアウトとは前回の高値・安値を超えたタイミングのことです。
ブレクアウトのつもりが「だまし(フェイント的な値動き)」の場合もあるので、「だまし」に遭わないようにブレイクアウトが来たと思った時は1回目はパスして2回目以降にエントリーした方が安全です。
上画像の青丸がブレイクアウトのタイミングです。
トレンドフォローと合わせて使えると効果的です。
追随買い・売り
トレンドの中で勢いよく上昇・下降した瞬間にエントリーすることを「追随買い・売り」と呼ばれています。
上昇トレンドよりも下降トレンドでは急に下降してからもっと下がる傾向があるので、上手に便乗できれば大幅な利益を出すことに繋がります。
とはいえこの方法も、急に反転する、ということもあるので注意が必要です。
指値・逆指値などの入れ方をまずはマスターしておきましょう。
スキャルピング
FXには、上記のようなトレンドフォローができないレンジ相場(膠着状態の相場)もあります。
そのレンジ相場でも利益を積み上げていくために、多くの億トレーダーがスキャルピングを駆使しています。
利益となりえるレンジ相場かどうかを判断するために移動平均線とプライスアクションなどを使用しますが「グランビルの法則」によるパターンを覚えておくとトレードに役立ちます。
- 移動平均線が「水平または上昇中」でレート(ローソク足)が上抜け
- 移動平均線が「上昇中」でレートが一時的に下抜け後、再上昇
- 移動平均線が「上昇中」でレートが下抜けせずに再下降
- 移動平均線が「下降中」でレートも下落、乖離が発生
- 移動平均線が「水平または下降中」でレートが下抜け
- 移動平均線が「下降中」でレートが一時的に上抜け後、再下降
- 移動平均線が「下降中」でレートが上抜けせずに再下降
- 移動平均線が「上昇中」でレートも上昇、乖離が発生経済指標時の指値、逆指値
経済指標時の指値、逆指値
経済指標発表時には上述のとおり大きな価格変動が起こることがあるので短時間で大きく稼ぐチャンスがありますが、指値(利益確定)と逆指値(損切り)を必ず設定すべきです。
指値幅は大きめに取り、逆行したときの保険として逆指値は狭く設定するようにしましょう。
前述したとおり、60pipsとか100pips程度ではロスカットのは発動が遅れるリスクはほとんどないですが、経済指標発表時では上昇下降を読み間違えると一気に損失が膨らむので逆指値で被害を最小限に抑えるのが肝要です。
経済指標発表からしばらく経っても指値に達しない時は決済して利益確定させましょう。
【まとめ】海外FXで億トレーダーを狙おう
- 多くの株・FXなどのトレーダーが1億円以上の年収を稼いでいる
- 1億円以上を稼いでいる職業の中で株・FXトレーダーがダントツ1位
- 知識・経験・ハウハウを身に付けないと億トレーダーにはなれない
- 高いレバレッジ、ゼロカットがある海外FXを活用するのが億トレーダーへの近道
FXで稼ぐためにノウハウをちゃんと身に付けている方は一刻でも早く海外FXを利用すべきですしFX初心者も海外FXで始めてみてはいかがでしょうか。