ここではXMのレバレッジについて解説します。
おすすめのレバレッジ倍率は1000倍ですが、それはなぜなのか。
結論……レバレッジは取引する際に、証拠金に対して自動的に変更される(実効レバレッジ)ので最大値は高くてOKなのです。
- レバレッジ1000倍がおすすめの理由
- XMでレバレッジ制限されるケース
- レバレッジ倍率を変更、確認する方法
- 自分に合ったレバレッジ倍率の計算方法
目 次
XMの最大レバレッジ1000倍が【おすすめの理由】4点
XMの最大レバレッジ1000倍がおすすめの理由は以下の4点です。
- 証拠金が少なくて済む
- 最大レバレッジ1000倍でも、実際にトレードする時には自動で調整される(実効レバレッジ)
- ロスカットがされにくくなる
- XMの取引環境と合っている
順番に詳しく説明してきます。
ややこしい説明もありますが、とりあえずレバレッジは1000倍にしておくのがおすすめです。私、甘エビ太郎も当時最大レバレッジだった888倍から始めています。
①証拠金が少なくて済むので、少額からでもトレードを始められる
レバレッジが高いほど少ない資金(証拠金)で大きなポジションを持てるので、少ない資金から投資できます。
【1万通貨(0.1lot)ポジションを取るための必要証拠金】
レバレッジ倍率 | ドル円(100円) | ユーロ円(130円) | ポンド円(160円) |
---|---|---|---|
25倍 (国内FXの最大レバレッジ) | 40,000円 | 52,000円 | 72,000円 |
50倍 | 20,000円 | 26,000円 | 36,000円 |
100倍 | 10,000円 | 13,000円 | 18,000円 |
200倍 | 5,000円 | 6,500円 | 9,000円 |
400倍 | 2,500円 | 3,250円 | 4,500円 |
500倍 | 2,000円 | 2,600円 | 3,600円 |
1000倍 (XMの最大レバレッジ) | 約1,000円 | 約1,300円 | 約1,800円 |
(※必要証拠金とは……取引に必要な資金のこと)
XMの最大レバレッジ1000倍なら国内FXの25倍と比べて約28分の1の必要証拠金で同等のポジションを持てます。
- 最初は少ない資金からスタートしたい…!
- 少ししかお金がない…!
という人には最大レバレッジ1000倍が利益率も資金効率も良くてお勧めです。
さらに詳しく見てみましょう。
国内FXと比べてどれくらい有利になる?
国内FXの最大レバレッジ25倍と、XMの1000倍で比較してみましょう。
10万通貨持つのに国内FXと比べてどれくらい有利なのか
項目 | 国内FX | XM |
---|---|---|
最大レバレッジ | 25倍 | 1000倍 |
必要証拠金 | 40万円 | 1万円 |
10万通貨(1Lot)ポジションを持つのに、国内FXの最大レバレッジ25倍と比較して約40分の1の資金でOK。
1万円だと国内と比べてどれくらい稼げるのか
項目 | 国内FX | 海外FX |
---|---|---|
最大レバレッジ | 25倍 | 1000倍 |
1万円で持てるポジション | 25万円 | 1000万円 |
1円動いたときの利益 | 2,500円 | 10万円 |
1万円の元手だけでも、かなり利益を見込めることがわかりますね。
②実効レバレッジの幅を広くできる
『口座のレバレッジ』を1000倍に設定していたとしても、取引に使う『実効レバレッジ』は自分で調整できるのです。
最大レバレッジを1000倍にしたからと言って、必ず1000倍のポジションを持つ必要はありません。
むしろ資金管理の面では常に1000倍のポジションを持っていては危険です。
ですので、実効レバレッジを考えて取引しましょう。
※実効レバレッジとは……実際の運用レバレッジこと。口座レバレッジが1000倍なら、1~1000倍の間でトレードする時に自動で調整される。
- 実効レバレッジ=ポジション保有額(取引数量×各通貨の現在レート)÷有効証拠金
例えば、1万通貨(0.1lot)取引をする時、米ドル円レート100円、有効証拠金が5万円の場合…..
(10,000×100)÷50,000=20
実効レバレッジ20倍になります。
つまり自分の口座レバレッジを最大の1000倍にしていても、実効レバレッジの管理がしっかりとできていればどのレバレッジでも取引することが可能です。
なので最大値は大きい方が良いので1000倍がおすすめなのです。
実効レバレッジの簡単早見表【レバレッジのかけ方】
実効レバレッジの計算はあらかじめ『どのくらいの資金があると、どのくらいの実効レバレッジになるのか』を計算しておくと良いです。
下に簡単な早見表も用意したので、参考にしてみてください。
【ドル円レート100円の時の実効レバレッジ例】
有効証拠金 (用意する資金) | 1000通貨取引する (0.01lot) | 1万通貨 (0.1lot) | 10万通貨 (1lot) |
---|---|---|---|
1万円 | 10倍 | 100倍 | 1000倍 |
5万円 | 2倍 | 20倍 | 200倍 |
10万円 | 1倍 | 10倍 | 100倍 |
100万円 | 1倍 | 1倍 | 10倍 |
自動計算ツールの紹介(使い方も)
- 計算が苦手…!
- 面倒くさい…!
という方も多いと思います。
『実効レバレッジ』も『必要証拠金』も『ロスカットされるレートやその時の損失額』も瞬時に計算してくれる超便利な自動計算ツールがあるので紹介します。
【FX証拠金シミュレーター】と言い、こちらをクリックすればリンク先に飛びます。
使い方を簡単に紹介します。
入力しなければならないのが、「取引パラメータ(必須項目)」の部分です。
- 純資産額:証拠金となる部分で、自分が用意する金額を入力しましょう。
- 通貨ペア:自分が取引したい通貨ペアを入力しましょう。
- 売買:買いポジションか、売りポジションかを選択します。
- 最大レバレッジ:最大レバレッジを入力します。
- レート:レートを入力します
(右側の「現在のレート」をクリックすれば現在のレートが反映されます)。 - 取引数量:取引数量を入力します
(1万通貨がデフォルトなので、1lotに設定したい場合は「10」と入力します)。 - ロスカット、証拠金維持率:そのFX業者のロスカットの値を入力します。
「オプション」部分は任意なのでどちらでもOKですが、実際に取引するときにはかなり役に立ちます。
- 利確pips:いくらで利確するかをpips値で入力
- 損切りpips:いくらで損切りするかをpips値で入力
上記を入力して「計算開始」をクリックすれば、画像の下の青い項目が自動で埋まります。
- レバレッジ:こちらは実効レバレッジを表しています。
(囲いの右上に小さく書かれています) - 必要証拠金:1万通貨取引に必要な証拠金がここには記されています。
- 合計必要証拠金:取引数量に応じた、必要証拠金が記されています。
(画像では「10万通貨」としたので「必要証拠金」の10倍の値が記されています) - 維持率100%レート:証拠金維持率が100%に達するときのレートと、pips値を表しています。
- 維持率100%損失:証拠金維持率が100%に達したときの損失額を表しています。
- ロスカットレート:入力したロスカット率に沿った、ロスカットされる値を表しています。
(画像ではロスカット率を「20%」としたので、証拠金維持率が20%に達した時のレートと、pips値を表しています) - ロスカット損失:ロスカット率(20%)に達した時の損失額を表しています。
- (利確pips利益):オプションを入力している場合、入力した値に基づいたpips値に達した時の利益を表しています。
- (損切りpips損失):オプションを入力している場合、入力した値に基づいたpips値に達した時の損失を表しています。
レバレッジでは、『実効レバレッジ』を算出してくれます。
また、(合計)必要証拠金もわかるので、無理なトレードをしないように調整できます。
オプションの利確・損切りの値を決めておけば、どれくらいの利益・損失になるのかも計算せずに瞬時にわかるので、ぜひオプションの項目も入力してみてください。
③ロスカットされにくい(でもされやすい?)
レバレッジは高ければ高いほどロスカットされにくくなります。
しかし……
ハイレバレッジは「ロスカットされやすい」とも聞いたことがあると思います。
実は両方とも本当のことなのですが、考え方がそれぞれ違います。
- 同じ取引数量を維持して、レバレッジを高くすればロスカットされにくい
- 取引数量を増やしていき、レバレッジも高くすればするほどロスカットされやすい
つまり、実効レバレッジがあるかぎり、口座レバレッジが高かろうと勝手に取引時にはレバレッジが調整されるため、取引数量さえ増やさなければ損益は変わらないし、ロスカットもされにくくなるからメリットが大きくなります。(最後の「補足」の項目でも説明してます)
(ただ多くの人が勘違いしてて、ハイレバレッジは超最強なんだぜと言っても信じられるか心配だけど、そこは頑張って計算すればわかります。)
以下からは計算が続くので見たい人が見てくれればOK。一応簡単には説明してます!
ロスカット『されにくい』という考え方
ハイレバレッジであればあるほど、ロスカットはされにくくなります。
まずは上述もしましたが、下の表を見てください。
【1万通貨(0.1lot)ポジションを取るための必要証拠金】
レバレッジ倍率 | ドル円(100円) | ユーロ円(130円) | ポンド円(160円) |
---|---|---|---|
25倍 (国内FXの最大レバレッジ) | 40,000円 | 52,000円 | 72,000円 |
50倍 | 20,000円 | 26,000円 | 36,000円 |
100倍 | 10,000円 | 13,000円 | 18,000円 |
200倍 | 5,000円 | 6,500円 | 9,000円 |
400倍 | 2,500円 | 3,250円 | 4,500円 |
500倍 | 2,000円 | 2,600円 | 3,600円 |
1000倍 (XMの最大レバレッジ) | 約1,000円 | 約1,300円 | 約1,800円 |
(※必要証拠金とは……取引に必要な資金のこと)
口座の有効証拠金(全資金)の内、取引に使うのに必要な資金を必要証拠金と言います。
例えば……
10万円の有効証拠金があったとします。
XMのロスカット率は20%なので、10万円の内8万円失ったらロスカット。
上記表で言うと、レバレッジが25倍だったら、4万円も取引に必要ということになります。
10万円の内4万円もトレードに使用してしまうことになり、ロスカットされやすくなることはわかりますね。
一方……
同じく10万円の有効証拠金があります。
レバレッジを1000倍にしていると、約1126円が取引に必要ということが分かります。
つまり10万円の内、1126円しかトレードに使用しないので、レバレッジ25倍の時よりロスカットされにくいことが分かると思います。
ロスカット『されやすい』という考え方
でもハイレバレッジは「ロスカットされやすい」「危ない!」という声もあります。
矛盾しているようですが、考え方ひとつで確かにロスカットされやすくもなります。
先ほど同様、10万円の証拠金があります。レバレッジは25倍です。
ですが【例①】では、1万通貨取引しようとしたら4万円も必要でしたので、今度は1,000通貨の取引にしましょう。
すると必要な証拠金は4,000円まで下がるので、ロスカットされにくいですね。
先ほど同様、10万円の証拠金があります。レバレッジは1000倍です。
ですが【例②】では、1万通貨取引しようとしたら、たった1126円だけで取引できたので、今度は思い切って50倍の50万通貨で取引しましょう。
すると必要な証拠金は約5万円もかかり、ロスカットされやすい状態になります。
例①②と、例③④の違いは「取引数量(lot)」だけなので、無理な取引をしない限りはロスカットされやすいということはないのです。
ただハイレバレッジは「少ない資金で大きな利益を」と誇張されやすく、『つまり「取引数量(lot)」を増やしても良いんだな』と勘違いされやすいんです。
④取引環境とマッチしている
(上画像はXMの評判レビュー記事のまとめです。)
XMには追証の負担がないゼロカットシステムや、複数のボーナスキャンペーンなど特典も豊富です。
取引環境とハイレバレッジとの相性も良いので、利益を伸ばしやすいです。
まとめると以下のような環境がハイレバとマッチしています。
- 借金の心配がないゼロカット採用とゼロカットの確かな実績
- 口座開設するだけでボーナス3,000円
- 入金するだけで入金額に応じて100%、20%のボーナスが付く
- 取引すればするほど、XMで使えるポイントが貰える
XMでレバレッジ制限されることがある【レバレッジルール】
XMのレバレッジには以下のようなルールもあります。
最大レバレッジ1000倍にしていても、一定の基準や通貨ペアで制限がかかります。
いざという時に慌てないためにも制限のかかるルールを覚えておきましょう。
- 有効証拠金が一定額を超えると制限がかかる
┗全口座共通で、200万円以上から200倍に・1000万以上から100倍になる。 - 経済指標時などはレバレッジに制限がかかる
┗解除方法はない。 - マイナー通貨ペアは最大レバレッジが決まっている
┗解除方法はない。
XMでレバレッジ倍率を変更する方法
有効証拠金が2万ドル以下の場合、XMではレバレッジをいつでも変更可能です。
マイナー通貨の取引、経済指標時などのタイミングによるレバレッジ制限時には強制的にレバレッジは制限されます。
証拠金が増えた場合、資金を出金したり、別の海外FX業者の口座に移すことで2万ドル以下の証拠金にすることで、レバレッジは簡単に解除できます。
- STEP1ログイン!まずXMのマイページにログインしましょう。
- STEP2レバレッジ変更「オプション」を選んで「レバレッジ変更」をクリック
- STEP3完了!好きなレバレッジを選んで「リクエスト送信」でOK!
レバレッジ変更された旨のメールが届けばレバレッジが変更されているはずです。
ちなみに、今の口座のレバレッジ倍率はマイページにログインした際に「マイアカウントの概要」から確認できます。
自分に合ったレバレッジ倍率を見つけるには?計算してみよう
自分に合ったレバレッジ倍率を見つけるには、やはり実効レバレッジの計算が重要です(口座レバレッジとは別物で、口座レバレッジは1000倍にしておくのがおすすめ)。
上でも書きましたがもう一度実効レバレッジの計算例を下に載せておきます。
実効レバレッジとは……実際の運用レバレッジこと。
- 実効レバレッジ=ポジション保有額(取引数量×各通貨の現在レート)÷有効証拠金
例えば、1万通貨(0.1lot)取引をする時、米ドル円レート100円、有効証拠金が5万円の場合…..
(10,000×100)÷50,000=20
つまり実効レバレッジ20倍になります。
【面倒な計算の早見表】
ぶっちゃけ計算面倒くさいと思うので、下の表を使ってください(上でも軽く同じもの使ってます)。
甘エビ太郎のおすすめは【FX証拠金シミュレーター】です。
こちらで自動計算してしまえば実効レバレッジまで一発で解決するので超便利です【FX証拠金シミュレーターの使い方はこちら】
スクショしてMT4とか見ながら使ってOKです。
まあドル円レートでしか使えませんし、ドル円100円の時の参考値なので本当に参考までに。
【ドル円レート1ドル=100円の時の実効レバレッジ】
有効証拠金 (用意する資金) | 1000通貨取引する (0.01lot) | 1万通貨 (0.1lot) | 10万通貨 (1lot) |
---|---|---|---|
1万円 | 10倍 | 100倍 | 1000倍 |
5万円 | 2倍 | 20倍 | 200倍 |
10万円 | 1倍 | 10倍 | 100倍 |
50万円 | 1倍 | 2倍 | 20倍 |
100万円 | 1倍 | 1倍 | 10倍 |
500万円 | 1倍 | 1倍 | 2倍 |
1000万円 | 1倍 | 1倍 | 1倍 |
補足
ここで「あれ?」て思う人もいるかもしれませんのでちょっと補足を。
『レバレッジが自動で変わるということは、レバレッジ1000倍に設定していようが、1倍だろうが損益変わんなくね?』
て感じですね。その通りなんですよ。
なのでレバレッジっていうのは「利益を最大化させるもんだ!」というより本当は…
「より少ない資金でも、大きい資金を持っている人とおなじ取引数量(ポジション)を持てる」ってことなんです。
上の表を見れば分かりますが、1000万円証拠金を持っている人と、5万円証拠金を持っている人は同じ1lot分の取引が可能ということ。
じゃあなんでハイレバレッジがリスクがあるって言われるのかと言うと「耐えられないから」。
「資金をたくさん持っている人は、それだけ相場の変動に耐えられる」=資金が少ない人は同じだけポジションを持てても耐えられないんです(言い換えると取引数量の増やしすぎで耐えられない)。
だからレバレッジは1000倍にしておけばOK!(実効レバレッジで勝手に調整されるので)
でも「取引数量」増やしすぎ注意!
という話でした。