XMでは両建ては禁止されていません、はっきりと両建てを認めています。しかし、禁止されている両建てのルールもあるので注意が必要です。
ここでは、両建てのルール、XMで両建てを行うメリット、禁止されている両建てはばれるのか?ばれるとペナルティが課されるのか?といったことを解説します。
目 次
XMは両建てを禁止ではなく認めている
まず、XMは両建てを禁止していなく、公式ページでも両建てを明確に認めています。
しかし、どんな両建てでも認められているわけではなく、禁止されている両建てもあります。
XMは「一つの取引口座でポジションを両建ていただけます」と説明しており、同じ口座内での両建ては普通に認められています。
指標発表時の両建てもOK
さらに、同一口座内であれば、レートが大きく動きやすい米国の雇用統計などの指標発表時の両建ても禁止されていません、ただし、損益に大きな影響が出そうな相場に関しては事前にレバレッジ規制が入ることがあります。
XMに対して指標発表時のハイレバトレードはOKなのか?指標発表時に両建てを使ってよいか?との質問をしたところ、指標発表時は「想定外の損失が発生する恐れがあるため、極力トレードをお控えになることをお勧めしております」との回答を得たことがありますが、XMは、指標時の両建てを禁止していません。
指標発表時のレートが大きく動きやすいタイミングで、ハイレバレッジと両建てでポジションを建てれば効率良く利益を増やせる可能性があります。しかし、両建てはどちらかと言えば中上級者向けの戦術なので、初心者は控えるか慎重に行うよう注意してください。
XMでの両建てのメリット
XMでの両建ての証拠金はゼロ
XMでは、同じ通貨ペアで同じロットサイズの「買い」と「売り」のポジションを保有している間は証拠金が不要、ゼロになります。
通常、買い売りのポジションそれぞれに対し証拠金がかかりますが、XMの両建てでは両ポジションで証拠金が不要となる分、ハイレバレッジであってもロスカット水準まで資金に余裕が生じるメリットがあります。
押し目などを活用し、資金を増やせる
両建ては、上述したような同じロットサイズのポジションを保有するだけでなく、これから説明する押し目買いなどにおいて異なるロットサイズで短期的な両建てを繰り返していく方法も効果的です、もちろん同じロットサイズで行えばポジション保有中は証拠金が発生しません。
たとえば、トレンド相場で行うポジショントレード(長期保有)での両建ては有効なことが多いです。トレンドが続いている中では必ず「押し目」や「戻り」が入ります、下の上昇トレンドの日足単位でも押し目が発生しており、もっと短い時間足であればもっと多くの細かい押し目が発生しており、判断は簡単ではありませんが、押し目に向かうタイミングでの両建ても有効です。
上記のような上昇トレンドでは、たとえば、買いポジションを保持しながら大きな利益を狙いつつ、反対売買することで下がった分の利益を獲得していく両建てもあります。
つまり、トレンドに沿って利益を伸ばしていくポジションとは別に短期ポジションによって追加の利益を増やしていく戦法で、以下のメリットがあります。
- 既に買いポジションがあれば、新規の逆ポジション(売り)でリスクヘッジできる
- 思惑通りレートが下がれば同時に買いポジションも追加
- 一つの押し目で2度の利益を獲得できる
押し目において短期的な売買決済を繰り返すことで利益を増やしていける可能性があります。
XMで禁止されている両建て
XM内の異なる口座での両建ては禁止
XMでは最大8つまでの口座を保有でき(1つのアカウントで8つまで追加口座を作れる)、同一口座内で同一通貨ペアの両建てポジションを持つことは認められています。しかし、別の追加口座を使った反対売買の両建ては禁止されています。
たとえば、同一アカウント内で2つの口座を持っている場合、
- 口座A:ドル円の買い + ドル円の売り・・・認められる
- 口座A:ドル円の買い + 口座B:ドル円の売り・・・禁止されている
となります。
XMと他業者間の両建ては禁止
上記2と同様にXMと他のFX業者の口座との間で、同一通貨ペアの反対売買のポジションを持つことも禁止されています。
他人の口座間での両建ても禁止
友人などグループ間で行われる同一通貨ペアの反対売買が該当します。Aさんの口座で買い、Bさんの口座で売りポジションを持って、一方の口座で利益を出せる両建ても禁止されています。
別の通貨ペア間での両建ても禁止となる可能性がある
また、異なる口座同士で、同一通貨ペアでなく、異なる通貨ペアでも1つの通貨が共通している場合、禁止トレードと見なされることがあります。
たとえば、ユーロ/円で買いポジション、ユーロ/ポンドで売りポジションを同時に保有し、ユーロで反対売買がなされている場合、特にロット数が同じであると規約違反と見なされる可能性があります。
XMで禁止されている両建て、ばれるのか?
XM内の別口座同士の両建てが簡単にばれることは察しが付くと思いますが、では、別業者間やグループ間での両建てもばれるのでしょうか?
答えは、ばれます。
経験上の話なのですが、約6年前、XMと別の業者の口座間での両建て後に出金拒否されたことがあります。出金できない理由を問い合わせてみたら、XMの口座以外で同一通貨ペアの両建てを行っていることをXMは突き止めていて驚いたことがあります。後から知ったことですが、MT4では業者を問わずすべての取引履歴が管理されており、別業者の口座のプラットフォームがMT4であれば、XMはMT4の履歴をチェックできるようになっているのでばれるのです(別業者から見ればXMでの取引履歴もチェック可能です)。
ばれると、どんなペナルティーがある?
禁止されている両建てに限らず、規約違反に該当する行為が発覚すると、
- 両建てで得た利益の取消し
- 出金拒否
が行われます。
まず、利益の取消しが行われ、一時的に入金した資金分も出金できない状態となります、最悪、口座凍結もあり得ます。
もし、XM口座側がロスカットしてしまったり、ゼロカットが実施されている場合、利用規約でも謳われていることですが、XMが負担したゼロカット分の損失が20万円であれば、ペナルティーとして口座残高から20万円を差し引かれることもあります。
XMでの両建て、まとめ
XMは、同一口座内の両建てを認めている一方で禁止している両建てもあるので注意しましょう。
一昔前ではゼロカット狙いの両建てなども可能でしたが、トレーダーだけが儲かる一方でXMが損失を被ってしまう取引への監視は非常に厳しくなっており、とにかく、XMでは禁止されている両建てトレードはまずばれると考えましょう。
無意識のうちに禁止トレードを行ってしまい、出金拒否や口座凍結などのペナルティーを受けないようにポジションの管理には十分気を付けるようにしましょう。
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