Tradeview(トレードビュー)

【Tradeviewのスプレッド】競合他社と比較!早朝時の注意点も

トレードビューのスプレッドアイキャッチ画像

Tradeview(トレードビユー)のスプレッドは業界でもかなり狭い部類です。

ここでは以下の3点などを深堀りしていきます。

  • 国内FX業者と比較
  • 海外FX業者との比較
  • 注意点や、早朝時に気を付けたい事
甘エビ太郎
甘エビ太郎
結論を先に言うと、スプレッド重視でも他のスペックが微妙だから別のブローカー使った方が良い

TradeviewのECN口座の種類

Tradeviewの口座にはスタンダード口座(STP口座)と低スプレッド口座(ECN口座)があります。

低スプレッド口座(ECN)には4種類ありますが、スプレッドはすべての口座で同一です。

  1. ILC口座(ECNを使いたいなら基本はこれでOK!)
  2. cTrader口座(cTraderを使いたい人)
  3. MT5口座
  4. Viking口座

スタンダード口座とILC口座の比較

Tradeviewのスタンダード口座とILC口座をメジャー通貨で比較してみました。

※低スプレッド(ILC)口座の取引手数料は往復0.5ドル/ロットなので、スプレッドに0.5pipsを加算してあります。

口座の種類USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYAUD/JPYEUR/USDGBP/USDNZD/JPYCAD/JPY
スタンダード口座
(STP口座)
1.8pips1.9pips2.3pips1.7pips1.7pips2.0pips1.8pips1.6pips
ILC口座
(ECN口座)
0.6pips0.8pips1.0pips1.0pips0.7pips0.9pips1.3pips1.2pips

ILC口座の全通貨ペアのリアルタイムスプレッド

Tradeviewでは全61種類の通貨ペアが用意されています。
以下はILC口座(ECN口座)の全通貨ペアのリアルタイムのスプレッドで、大きな経済指標発表などがない平常時の20:00前後のものです。

Tradeviewのリアルタイムスプレッド2

Tradeviewのリアルタイムスプレッド

「i」の部分がスプレッドです。

メジャー通貨ペアではスプレッドが0になる瞬間もあって、結構狭いことが分かりますよね。

では国内FXや、競合の海外FXと比べてもそん色はないのか、具体的に見ていきましょう。

Tradeviewのスプレッドを【国内FX業者と比較してみた】

Tradeviewのスプレッドは狭いことで有名で、国内ブローカーと比べても特にそん色はありません。

たださすがに往復手数料がかかるので、そのぶん国内FXには総合的には負けますね。

国内FXブローカーの平均スプレッドを比較

Tradeviewの低スプレッド口座(ECN口座)を、国内FXの

  • GMOクリック証券
  • DMM FX

と比較してみました。

Tradeviewのスプレッドは、国内FXと互角の水準になっていることがわかると思います。

ポンド/米ドルカナダドル/円についてはTradeviewの方がGMOよりも狭く、スプレッドを思い切り重視するならTradeviewがおすすめ。

ブローカー往復取引手数料USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYAUD/JPYEUR/USDGBP/USDNZD/JPYCAD/JPY
Tradview
(ILC口座)
5.0ドル
=0.5pips
0.1pips
(0.6pips)
0.3pips
(0.8pips)
0.5pips
(1.0pips)
0.5pips
(1.0pips)
0.2pips
(0.7pips)
0.4pips
(0.9pips)
0.8pips
(1.3pips)
0.7pips
(1.2pips)
GMOなし0.3pips0.5pips1.0pips0.7pips0.4pips1.0pips1.2pips1.7pips
DMM FXなし0.3pips0.5pips1.0pips0.7pips0.5pips1.0pips1.2pips1.8pips

※カッコ内のスプレッドが往復の取引手数料込みのコスト

主要通貨ペアの平均値

  • Tradeview:0.94pips
  • GMO:0.85pips
  • DMM FX:0.875pips
甘エビ太郎
甘エビ太郎
互角と言いつつも、平均値ではさすがに国内には勝てないですね。

Tradeviewの平均スプレッドを【他の海外FX業者の比較】

Tradeviewのスプレッドは、他の海外FX業者のECN口座よりもかなり狭いスプレッドを提示しています。

早速比較を見ていきましょう。

ECN口座のスプレッドを競合海外業者と比較

低スプレッドで定評がある下の2社と比較してみましょう。

  • AXIORY:ECN口座(ナノスプレッド口座)
  • TitanFX:ECN口座(ブレード口座)

すると、Tradeviewのスプレッドの方が狭いことが分かります。

特にGBP/JPY・AUD/JPYは、約0.5pips以上も狭くなっています。

ブローカー往復取引手数料USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYAUD/JPYEUR/USDGBP/USDNZD/JPYCAD/JPY
Tradeview5.0ドル
(0.5pips)
0.1pips
(0.6pips)
0.3pips
(0.8pips)
0.5pips
(1.0pips)
0.5pips
(1.0pips)
0.2pips
(0.7pips)
0.4pips
(0.9pips)
0.8pips
(1.3pips)
0.7pips
(1.2pips)
AXIORY6.0ドル
(0.6pips)
0.2pips
(0.8pips)
0.3pips
(0.9pips)
0.9pips
(1.5pips)
0.9pips
(1.5pips)
0.2pips
(0.8pips)
0.5pips
(1.1pips)
0.8pips
(1.4pips)
0.6pips
(1.2pips)
TitanFX7.0ドル
(0.7pips)
0.1pips
(0.8pips)
0.2pips
(0.9pips)
1.0pips
(1.7pips)
0.8pips
(1.5pips)
0.2pips
(0.9pips)
0.4pips
(1.1pips)
0.8pips
(1.5pips)
1.0pips
(1.7pips)

※カッコ内のスプレッドが往復の取引手数料込みのコストです。

Tradeviewは海外FXの中でもとにかくスプレッドが一番狭いですが、注意点などもあるので以下から見ていきましょう。

Tradeviewの低スプレッド口座には【注意点もある】

ここまで様々なスプレッドを比較してきましたが、注意点もあります。

Tradeviewの良い部分だけでなく、注意すべき点にも注目して見ていきましょう。

  1. 早朝時にスプレッドが広がる
  2. 経済指標時にも広がる
  3. レバレッジ200倍から
  4. ロスカット水準100%以下
  5. 最低入金額10万円から

以下からさらに詳しく見ていきましょう。

①早朝などの流動性が低い時は、スプレッドも広がる。

Tradeviewの低スプレッド口座はかなり狭いですが、ここまで紹介したのは平常時のスプレッドです。

一般的に、FX相場においては、流動性が下がる早朝や、大きく相場が変動するであろう経済指標時のスプレッドは広くなる傾向があります。

Tradeviewも多くの通貨ペアでスプレッドが広がります。ここでは、以下の時間帯の平均スプレッドを紹介します。

  • 早朝の7時~8時
  • 米国雇用統計発表直後

上記のタイミングではスプレッドが大きく広がる傾向がありますが、早朝と夜間の相場では広がりやすい通貨ペアも変わり、その変動幅も変わります。

以下の通り、英ポンドや豪ドルでは経済指標発表時の夜間の方がより大きく広がる傾向があります。

Tradeviewでの早朝のスプレッド

早朝は英ポンドやユーロのクロス円で大きく広がりやすい傾向があります。
一方、市場オープンから2~3時間立っている豪ドルやNZドルは安定相場に近いことがわかります。

※以下のスプレッドは取引手数料を含んでいません。

時間USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYAUD/JPYEUR/USDGBP/USDNZD/JPYCAD/JPY
安定時
(20時前後)
0.1pips0.3pips0.5pips0.5pips0.2pips0.4pips0.8pips0.7pips
早朝
(7:00~8:00)
0.3pips1.0pips1.8pips0.9pips1.1pips1.0pips1.1pips1.2pips

EUR/JPY(ユーロ円)やGBP/JPY(ポンド円)などであっても8:00以降の約30分間でほぼ平常時のスプレッドに戻ります。

早朝からのトレードは控えめにして、8:00頃までは相場の動きを確認しながら徐々にエントリーするくらいが良いでしょう。

②経済指標発表時の値動きが大きな時のスプレッドにも注意

Tradeviewの約定スピードは平均0.15秒の超高速。

それでも(米国雇用統計・FOMC政策金利発表などの)大型経済指標の発表直後ではレート変動が激しくなる傾向が強いです。

急激なレート変動が予想されるときは、システムの処理に対処しきれないためスプレッドを広げます。

安定時と、経済指標発表時のスプレッドを比較

特に目立つのが……

  • GBP/JPY(英ポンド円)
  • AUD/JPY(豪ドル円)
  • GBP/USD(英ポンドドル)

上のメジャー通貨は大きく広がりやすく、英ポンド絡みでは5pips~10pipsくらい広がることも珍しくありません。

※以下のスプレッドは取引手数料を含んでいません。

時間USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYAUD/JPYEUR/USDGBP/USDNZD/JPYCAD/JPY
安定時
(20時前後)
0.1pips0.3pips0.5pips0.5pips0.2pips0.4pips0.8pips0.7pips
経済指標発表時
(22:30 冬時間)
0.7pips1.3pips2.8pips2.2pips0.4pips1.8pips1.0pips1.2pips

スプレッドが広がりやすい代表的な経済指標

以下のような重要な経済指標の発表や要人発言などでは流動性が低下しスプレッドが広がります。

  • FOMC政策金利発表(米国)
  • 失業率、非農業部門雇用者数(米国)
  • ADP雇用統計(米国)
  • 消費者物価指数CPI(米国)
  • 小売売上高(米国)
  • ISM製造業景況指数(米国)
  • GDP成長率(米国)
  • 住宅着工件数(米国)
  • 新築住宅販売件数(米国)
  • ECB中央銀行政策委員利発表(欧州)
  • 日銀短観(日本)
  • 日銀金融政策決定会合(日本)
  • 機械受注統計調査報告(日本)…….etc.

③最大レバレッジ200倍から

TradeviewのILC口座のレバレッジは200倍からです。

最大レバレッジ200倍は、海外FXの競合と比べても低い部類です。

スプレッドが競合他社と比べて優秀でも、レバレッジが低いと資金効率で考えればあまり他と大差ないです。

④ロスカット水準は100%以下から

ロスカット水準も100%以下と、競合他社が50~20%以下なことを考えるとかなり不利です。

良くも悪くもスキャルピング向けの口座と言えるでしょう。

⑤最低入金額10万円相当額から

こちらも良くも悪くもスキャルピング向けと言えるような条件です。

最低入金額が1,000ドル(10万円相当額)からなので、最初から資金をある程度持っている人にしか使えません。

仮に大きい資金があっても、ロスカット水準が高いので短期売買で勝負していくしかないでしょう。

【Tradeviewのスプレッドのまとめ】管理人の評価

Tradeviewのスプレッドは、他業者と比べてもかなり狭い部類です。
スプレッド重視のトレードを目指す方にはILC口座(ECN)を選ぶと良いです。

ただ注意点として……

  • 早朝時、経済指標時はスプレッドが広がるので気を付ける
  • ILC口座のレバレッジは最大200倍と小さい
  • ロスカット水準100%以下
  • 最低入金額1,000ドルから必要

などスペック的に向き不向きがあるのも事実です。

Tradeviewは、どちらかといえば資金力に余裕があって、極端なハイレバに頼らないくてもよい中・上級トレーダー、スキャルピングトレーダーに向いています。

といっても個人的には資金力があるなら、他の低スプレッドを提供している海外FX業者のECN口座を使えば良いと思います。

この記事を書いた人
   甘エビ太郎  
甘エビ太郎

FXを始めて約10年、詐欺業者に騙されたことから、優良な海外FX業者を見つけるために「安全」が徹底されているFX業者を調べまくりました。その経験や知識をお伝えしています! ちなみにエキスパートナーとは、海外FXのエキスパート(熟練者)という意味と、海外FXトレーダーの良きパートナーになりたいという意味からつけさせてもらった名前です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA