IFCMarketsの評判を調べてみました。
結論から言うと、最大年利7%という長所以外はすべて平均レベルで、あまり旨味はありません。
年利7%も年間70Lot取引しないと行けず、リスクがないとは言えません。
それでは各メリットデメリットを見ていきましょう。
目 次
IFCMarketsの概要・評判
IFCMarketsは「STP口座」しか存在しないため、基本的にスプレッド以外の手数料はかかりません。(公式サイトはこちら)
通貨ペアの種類は平均以上で、マイクロ口座なら最低入金額100円からと始めやすいのも特徴です。
しかし、基本的な性能は平均レベルかそれ以下で、MT4はよく滑る(約定力がない)と言われています。実際に、MT4はすべりが良く起こり、取引時や決済時には有利不利問わずスリッページが発生します。
IFCMarketsのメリット
IFCMarketsのメリットは、以下の5点があります。
それぞれ詳しく解説していきます。
最大年利7%の利息が付く!(10lot取引以上)
IFCMarketsの一番のメリットは、1か月で最低10Lot取引すると毎月利息を受け取ることができます。
しかし、最大年利7%なので、100万円で最大の年利を得られたとしても7万円にしかなりません。
積み上げるまで時間がかかるので、別の投資などをしながら行ってみるのも良いかもしれません。FXでは珍しい年利なので、活用してみてはいかがでしょうか。
大企業が運営している。ライセンスも保持
IFCMarketsはBVI(イギリス領バージン諸島)のライセンスを所持しています。
また、親会社であるIFCM Groupはシティオブロンドンに本社を置く金融グループです。大企業が運営しているというだけでも信頼性はありますが、CySEC(キプロスライセンス)も所持しています。
分別管理・信託保全あり
IFCMarketsはライセンス状況からもわかる通り、分別管理なども徹底しています。
また、海外FX業者には珍しく完全信託保全も行っています。
完全信託保全とは、IFCMarketsに倒産などのもしものことがあった場合顧客の資金を全額補償する制度の事です。
AXIORYなども行っていますが、海外FX業者にはある程度制限付きの補償があるのみで、完全信託保全があるところは珍しいため、それだけ安心感もあります。
ゼロカットあり・レバレッジ400倍
IFCMarketsは海外FXということもあり、ゼロカットを採用しています。
ゼロカットとは追証を0にしてくれるサービスで、海外FX業者特有の制度で国内のFXにはありません。
IFCMarketsのレバレッジは400倍と海外FXにしては平均レベルですが、以下で説明しているロスカット水準が低めに設定されているため、それほど気にはならないでしょう。
ロスカット水準10%以下
IFCMarketsのロスカット水準は10%以下です。
ロスカット水準とは、強制決済となるまでの証拠金維持率の値です。
つまり口座内の残高の10%以下にまで価格が落ち込むと強制決済となって、損失が確定してしまいます。ですが、この10%という値は海外FXの中では低めです。
多くの海外FX業者は20%で、国内では100%のところが多くなっています。
3種類の取引ツールがある
IFCMarketsには3種類の取引ツールがあります。
MT4(ただし固定スプレッド口座のみ)、MT5、そしてIFCMarketsが独自に開発・導入しているNetTradeXというツールがあります。
おすすめは通常ならMT4ですが、MT4は固定スプレッドとなってしまうため、MT5か、もしくはNetTradeXがおすすめです。
IFCMarketsのデメリット
IFCMarketsのデメリットは以下の5点があります。
それぞれ詳しく解説していきます。
日本語サポートの品質が悪い
公式サイトも少し日本語がおかしいように、日本語サポートの質もあまりよくありません。
日本語対応可能なサポートの窓口は平日13時~21時半までとなっています。
有名な海外FX業者はどこも24時間対応などと、サポートも充実しているので比較すると品質の悪さが目立ちます。
固定スプレッドは広すぎて使えない
IFCMarketsは口座開設時にスプレッドを「変動」か「固定」かを選ぶことができます。
結論から言うと、固定スプレッドは広すぎて使い物にならないので、選ぶなら「変動」を選んでスプレッドが狭いときなどに取引するべきです。
他にもスプレッドが狭い海外FX業者はたくさんあるので、スプレッドを重視する場合や短期売買(スキャルピング)をしていきたい人はAXIORYを使用しましょう。
スタンダード口座は最低入金額10万円
スタンダード口座はいわゆる「一般向けの口座」で誰でも使える、というのが普通ですが、IFCMarketsでのスタンダード口座は最低入金額が10万円からと、少々ハードルが高くなっています。
初期投資に10万円も用意できない、という方は、他の海外FX業者を使用するべきです。
XMなら500円以上あればOK、AXIORYも2万円以上なら入出金にほとんど手数料がかからないのでオススメです。
マイクロ口座の上限が50万円まで
IFCMarketsはスタンダード口座の他、マイクロ口座があります。
マイクロ口座の良さは、少ない資金から始められること、少ないロットで着実に利益を上げていけるところ、FXの試しに使えること、などが挙げられます。
しかし初心者向け口座ということもあり、50万円までしか口座に入れておけません。
ボーナスキャンペーンなし
IFCMarketsにはボーナスキャンペーンはありません。
スプレッドが低い海外FX業者には珍しいことではありませんが、IFCMarketsのスプレッドは並みで、「固定スプレッド」の口座はスプレッドが広めです。
このスペックの海外FX業者でならボーナスキャンペーンもあってもおかしくはありませんが、IFCMarketsは採用していません。
ボーナスキャンペーンが欲しい場合はXMを使いましょう。
【まとめ】IFCMarketsの使い道は?
IFCMarketsのスペックは平均レベルですが、最大年利7%の利息がメリットです。
このメリットを活かすため、スイングトレードで地道に稼いでいきたい人にはおすすめですが、FXの強みは短期間でも稼げることにあるので、地道に稼いでいきたい方は別の投資で良いのではないでしょうか。
別の投資はすでに行っている、という方は分散投資としてIFCMarketsを使ってみても良いでしょう。