ここではXMのゼロ口座のデメリットを解説します。
ゼロ口座はECN口座という口座の種類で、スタンダード口座・マイクロ口座(STP口座)とはまったく異なり、低スプレッドを提供しています。
その代わり手数料がかかりますが、トータルコストではスタンダード口座・マイクロ口座よりも安くなる計算です。
しかしデメリットもあるため、今回はデメリットを深堀して解説していきます。
目 次
XMのゼロ口座でのデメリットは?
XMのゼロ口座はXMの口座タイプで比較すると、スプレッドが狭いため、手数料が発生するとしてもトータルのトレードコストは安くなります。
ただし競合の海外FX業者と比較すると、スプレッドは狭いとは言え、それほどでもなく、XMの手数料はかなり高い設定になっていることが分かります。
海外FX業者 | XM | AXIORY | TitanFX | HotForex | LAND-FX | GEMFOREX |
---|---|---|---|---|---|---|
取引手数料 | 10ドル | 6ドル | 7ドル | 6ドル | 8ドル | 無料 |
USD/JPY (ドル円) | 0.2pips (1.2pips) | 0.2pips (0.8pips) | 0.33pips (1.03pips) | 0.2pips (0.8pips) | 0.5pips (1.2pips) | 0.3pips |
EUR/USD (ユーロドル) | 0.1pips (1.1pips) | 0.1pips (0.7pips) | 0.1pips (1.1pips) | 0.8pips (1.4pips) | 0.9pips (1.6pips) | 0.5pips |
EUR/JPY (ユーロ円) | 0.6pips (1.6pips) | 0.7pips (1.3pips) | 0.74pips (1.44pips) | 0.1pips (0.7pips) | 0.4pips (1.1pips) | 0.3pips |
カッコ内は取引手数料込みのスプレッドです。すべて平均スプレッドを参照しています。
全てにおいてXMが競合他社よりスプレッドが広いことが分かるかと思います。
このようなデメリットの詳細を解説していきます。
スプレッド+手数料のトータルコストが高くなる(10ドルかかる)
XMのゼロ口座はスタンダード・マイクロ口座よりもコストを抑えて取引できます。
ただし、XMのゼロ口座は競合他社の低スプレッド口座と比較すると、トータルコストは高くなります。
上の表を見ても明らかですが、平均スプレッドも、手数料も、競合他社と比べると高いことが分かります。低スプレッド口座(ECN口座)はその2つのコストの合計を比較すると分かりやすいため、上表ではカッコ内を参考にしてください。
ボーナスが適用されない(初回口座開設の3,000円のみ)
XMはボーナスが適用されることが旨味ですが、ゼロ口座ではボーナスが適用されません。
XMの口座開設ボーナス3,000円は適用されますが、それ以外の入金ボーナスやXMP(XMのポイント制度)は適用外です。
その点を考えると、取引するたびに溜まっていくポイントのあるスタンダード口座でも良いのではと考えてしまいますね。
ボーナスの詳細は以下から確認できます。
USD/CNH(ドル/人民元)が取引できない
スタンダード口座とマイクロ口座ではUSD/CNHを含む、全通貨ペア57種類をトレードできます。
しかしゼロ口座はUSD/CNHを取引できません。
それでもFX通貨ペアは56種類もトレードできるためあまりデメリットにはなりませんが、もしUSD/CNHをトレードしたい場合にはスタンダード口座・マイクロ口座を口座開設、もしくは追加で口座を作りましょう。
【まとめ】XM以外で低スプレッド口座を提供している海外FX業者紹介
XMのゼロ口座は、XMだけで見ればとても優秀な口座タイプです。
しかし、競合の海外FX業者の低スプレッド口座(ECN口座)と比べると3つデメリットが目立ってしまいます。
- スプレッド+手数料のトータルコストが高くなる(10ドルかかる)
- ボーナスが適用されない(初回口座開設の3,000円のみ)
- USD/CNH(ドル/人民元)が取引できない
このような理由から海外FXでスキャルピングをしたいと思っているのなら、XM以外の海外FX業者を使うべきです。
私のおすすめは低スプレッド口座を提供している「AXIORY」「TitanFX」です。
AXIORYは、信託保全(会社が倒産などしても全額補償する制度)があり、東京にもサーバーがあることで速い決済スピードを実現しています。
TitanFXは、レバレッジ倍率がいくら証拠金を増やしても500倍のままトレードできるため、レバレッジ制限がかかりません。このようなことから多くの資金を持っている人におすすめできます。
これから海外FXでスキャルピングをしたい方は「AXIORY」もしくは「TitanFX」で行いましょう。