国内FXのレバレッジ規制の再強化が見直されるなどの理由により海外FXがますます注目されており、国内FXで取引経験があるトレーダーが海外FXに転向するケースが増えています。
ですが、理由はそれだけではなく、多くの国内FX派のトレーダーやFX初心者が、海外FX口座のサービスに対して多くの魅力やメリットを感じているからなのです。
ここでは海外FXが儲かると言われるわけや、トレーダーである私が実際に感じている魅力的なポイントを抑えて解説していきます。もちろん注意点もあるので、目次から気になった部分から見ていってください。
FXの市場の大きさ【国内と海外の比較】
FXの歴史は1990年代からアメリカでスタートし、FXトレーダーは世界に50万人ほどいるといわれています。中でも日本人トレーダーは28万人ほどいるらしいです。世界のトレーダーの57%が日本人という…。
ちなみに世界中で、FX口座の開設数は500万口座ほど開設されています。おそらく今はもっと多いでしょう。
おそらく口座を作っても取引をしない人もいるのでしょう。また1人のトレーダーがリスクヘッジに複数口座を持っている場合もあるので、まあ妥当な数だと思います。
そのうち約100万口座を海外FXのXMが保有しています。
世界での取引規模はイギリスとアメリカが断トツ
以下はウィキペディアの引用です。
国際決済銀行(BIS)は、2016年に1日当たりの外国為替の取引額の統計を公表している。国別では、1日当たりの為替取引が最も大きいのはイギリスであり、2兆4260億ドルと世界の37.1%を占めており、首都ロンドンが世界の為替取引をリードしていると言える。通貨別の外国為替世界シェアでは現在もアメリカドルが圧倒的な取引量を誇っている。上位10ヶ国は以下の通りである。
通貨別の表は、メジャー通貨が取引されることが圧倒的なので、ドル・ユーロ・円・ポンドが上位を占めていますね。
見て欲しいのは左の表の「国別の1日当たり外国為替取引額」です。日本人トレーダーが多いといっても、取引規模はイギリスとアメリカが圧倒的。
ヨーロッパ時間(欧州時間)とニューヨーク時間に相場が動く仕組みがこれだけで頷けるのではないでしょうか。
それでも国内FXが「取引高1位」の仕組み
取引の多さで言うと、国内FXが多くそれだけ日本人トレーダーが多いということでもあります。ですがその分FX=危険なものというイメージも強くなっていることも否めません。
FXは市場の90%ほどが負けるといわれています。その分負けたときの損益をいかに小さくするのか、ということが大事なのですが。
つまり、FXで失敗する人の方が多いということです。特に日本のFX会社は借金を個人が負担しなければならないため、「FX=危険」という口コミが世間にはあふれています。
海外FXには「ゼロカット」という借金を会社が負担する仕組みが組み込まれています。そのような仕組みに限らず、国内のFXにはない魅力がたくさんあります。
国内FXでは負ける人が統計的に多くなるのは仕方ないとしても、その利益がFX会社に吸われています。海外FXでは手数料だけが海外FXの利益になるので、積極的な投資を促しません。勝てる相場をなるべく探しやすくしているなど、トレーダーに寄り添った仕組みができているのです。
国内FXの取引高の多さは、単純にたくさん取引してもらった方がFX会社が利益を上げられるので、一概に国内FXが一番取引高多くて良い!とは言えないと私は思っています。
だったら世界規模で大きい市場を持ち、利益を「トレーダーの負け」に依存しない海外FXのほうが安全なんじゃないか、と思うわけです。
海外FXの代表的な7つのメリット
この記事では、海外FX口座の代表的なメリットについて解説していきます。
①海外FXならではのハイレバレッジ取引が可能
海外FXのレバレッジは400倍や500倍が標準、1000倍の海外FX業者(XMtrading)もあります。
海外FX口座では預託した証拠金の数百倍の取引金額のトレードが行えるので投資効率が高いというメリットがあります。
海外FXのレバレッジ最大400倍~500倍 ÷ 国内FXレバレッジ最大25倍 = 海外FXは約20倍も資金効率が高いのです。
日本で最も人気が高いXMは、世界で100万口座以上を有し、レバレッジ最大1000倍の取引が行えます。
②「ゼロカット」があるので「追証(借金)」は負わない
ハイレバレッジに加えてゼロカットも海外FXにしかないサービスです。
ゼロカットとは…….証拠金以上の損失が発生しても、その損失分をゼロにリセットするシステムのことです。いわゆる「追証」が発生しません。
つまり、元手以上の損失が発生しないのです。
国内FXは強制ロスカットを導入していますが、ゼロカットを採用していません。海外FX業者もロスカットを採用しています。
ロスカットは証拠金(資金)の割合に応じて、強制的に取引を終了させるシステムのことです。
ロスカットだけだと相場急変時のスリッページ(すべり)によって証拠金以上の損失「追証(借金)」が発生するリスクがあります。ですが海外FXでは万が一追証が発生したとしてもゼロカットが導入されているので安心して取引を進めることができます。
つまり、初心者でも元手資金以上の損失リスクを気にすることなくトレードのスキルを磨きながら利益を増やせるのです。
一方、国内FX業者では追証が発生するリスクがあります。つまり、借金を背負うリスクがあるということ。これだけでも十分海外FXを使うメリットになると私は思っています。
③NDD方式により透明性が高く儲かる取引環境がある
海外FX業者が採用しているNDD取引では、トレーダーの注文はインターバンク市場に直接流されます。
つまり、業者のディーラーが取引に関与することが不可能で、「レートずらし」などの取引操作が一切できないので透明性が高い取引環境といえます。
また海外FX業者は、トレーダーと市場との間で”取次業者”としての役割を果たすことが主業務となっています。
そのため、取次業者としてスプレッドという手数料収入を主たる収益源としているのです。
海外FX業者は、トレーダーが儲かって取引量を増やすほど自社のスプレッド収入も増えるので、トレーダーが儲かるサービスの提供に積極的です。
手厚いボーナス等のキャンペーンを実施しながら、トレーダーが稼ぐための取引環境を提供している海外FX業者が多いのはそのためなのです。
- FX業者の収入は主にスプレッド(手数料)
- ”FX業者が儲かる = トレーダーも儲かる”というWINWINの関係
一方、国内FX業者はDD方式という店頭取引を採用しており、FX業者とトレーダーが取引当事者同士となる相対取引を行っています。
相対取引は利益相反取引であるため
FX業者が儲ける(勝つ)= トレーダーが損する(負ける)
トレーダーが儲ける(勝つ)= FX業者が損する(負ける)
という関係から、国内FX業者は自社が損しないように不正な取引操作を行いながら利益の確保を狙っており、トレーダーに対する取引リスクがあるためおすすめできません。
- FX業者の収入はトレーダーの損失額
- ”FX業者が儲かる = トレーダーが損をする”という利益相反取引
④ECN口座では板情報、気配値が見れるので信頼性が高い
海外FX口座では、トレーダーの注文はインターバンク市場に直接流されるので、為替取引市場における実際の取引状況をトレードツール上で確認することが可能です。
- 各レートの売買注文の量が確認できる
- カバー先の取引内容を見ることができる
海外FXのECN口座では、板情報と気配値を確認できます。取引市場で行われている実際の売買の状況をリアルタイムで確認できるのです。
しかし、DD方式を採用している国内FX口座では確認できない、またはその会社の数値しか見れません。ですのでいくつもの提携先の市場から、有利な数値を表示してくれる海外FX口座の方が有利になるのです。
⑤口座開設が簡単。入金・出金方法も豊富
海外FX口座開設の所要時間は、業者により若干異なりますが、約5~30分くらいで完了します。
口座開設してから即座にトレードを開始したければほぼリアルタイムで入金が反映されるクレジットカード等による入金・出金方法が豊富に用意されているのでとても便利で楽です。
入金出金に関する詳しい解説と方法、注意点などは以下のまとめ記事からご覧ください。
⑥海外FX口座のボーナスやキャンペーンは手厚い
海外FX業者はスプレッド収入を主な収益源としていることから、トレーダーが儲けて取引量を増やせるようボーナスやキャンペーンに積極的です。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなどの無料のトレード資金を積極的に提供しており、リスクフリーな資金を活用できるので初心者でも安心してトレードを始めることができるのです。
当サイトで紹介している海外FX業者でボーナスを支給しているのはXM、HotForex、LAND-FXの3つです。
⑦世界で最も利用されているMT4/MT5が利用できる
世界で最も普及している汎用性が高い取引ツールであるMT4/MT5(メタトレーダー)を多くの海外FX業者が導入しています。
各海外FX業者で利用できるメタトレーダーの操作方法は同じなことが多いので、例えば、別の海外口座を追加したときに一から取引ツールの操作方法を学ぶ煩わしさがなくおすすめです。
一方、国内FX業者の多くは独自に開発した取引ツールをトレーダーに利用させており、各取引ツールごとに操作方法が異なるため、口座追加や別の業者の口座でトレードを行う際には操作方法を一から学ばざるを得ない煩わしさがありおすすめできません。
※注意点もある!
海外FXには上記のようにメリット、魅力的なポイントもありますが、もちろん注意点やリスクもあります。
ですがちゃんと対策もあるので見てみてください!
- 詐欺とか出金拒否とか悪い業者や、DD方式採用の使い勝手悪い業者もいる
- ハイレバ投資は危険と表裏一体
- 最初の資金が少額すぎるとうまく資産運用するのが難しい
- スプレッドは広い
①評判の悪い業者もいる!
海外FXの中には詐欺を働こうとしている業者や、取引が不透明で日本語表示もないような、使い勝手が悪い業者もいます。
実際に私自身も詐欺にかかったことがあります。その経験とともに詐欺業者かもという業者をピックアップしてます。
詐欺への対策は、とにかく調べて使わないこと
詐欺業者への対策は、とにかく一番は使わないことにつきます。
当サイトは詐欺業者(疑わしい業者も)を紹介しています(上の記事参考)。疑わしいと思ったら使わないに限ります。
金融ライセンスや資金管理から見て優良だと思え、かつ私が実際に使って出金を確認している業者を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
「取引がDD方式なんじゃないか?」「日本語表示が微妙…」と思う業者も初心者の方は使わないことがベストだと私は考えてます。
実際に日本語が微妙な業者を使ったことがありますが、まあいい結果になったことはないです。サポートセンターに連絡しても日本語が変だったり、注文してからのスピード(約定力)も遅かったりします。日本人トレーダーへのサービスが完備しきれていないのだと思います。
ですので、海外FXの初心者の方はまずXMとかAXIORYとか大手でかつ日本語対応も迅速な業者が良いでしょう。
【XMを勝手に評価した記事】【AXIORYのレビューを書いた記事】はこちらから読めます。
②ハイレバ投資法はデメリットもある事実
海外FXの魅力と言ったらハイレバレッジが有名です。かくいう私もハイレバの魅力にひかれて海外FXを始めました。
しかしハイレバにももちろんデメリットがあります。デメリットというか、気をつけてください、という注意です。
色んなサイトにはハイレバの魅力ばかりが書いてあります。私も書いてますが、もちろん魅力的だと思っているからなんですけど。
しかしハイレバは、精神的によくないです。
まず大概FXはマイナスからのスタートとなります。
なぜかというと、スプレッドという買値と売値の差額分の、手数料のようなものが引かれるからです(そのスプレッドが海外FX業者の利益となる)。
つまりハイレバで投資額が多ければ多いほど、でかいマイナス金額からスタートとなるわけです。
私は1000倍以上の海外FX業者を扱ったこともありますが、まあ尋常じゃないです。心中穏やかではいられないですよ。
でももちろんちょっとの値動きだけで一気に稼げることは事実!
気を付けるべきは値動きが予想に反して動いたときも、一気にマイナスになるということなのです。
ハイレバ投資の対策は、レバレッジを必要以上にかけ過ぎないこと
ハイレバ投資の注意点は、
- 大きなマイナスからのスタートとなるので精神的に良くない
- プラスになるとでかいけど、マイナスもでかい
ということでした。
対策としては、レバレッジを必要以上にかけ過ぎないことです。
当サイトでは1000倍のHotForexも紹介していますが、ぶっちゃけ1000倍なんてかけなくていいです、最初はね!
それなりにトレードを積んで、ここは絶対に勝てる!と思っているときにレバレッジの倍率を変更して取引をしましょう。
まあなかなか絶対に、ということはないので、工夫やトレードの経験も必要ですが。
というか工夫とかトレードの経験がまだ少ない人はそもそもハイレバ投資にだけ食いついちゃダメです!
私自身もハイレバ投資に食いついた身ですのでわかりますが、あっという間に資金がなくなります。
ですので、堅実に分析方法を身に着けつつ、レバレッジ管理をしつつ、FXを行ってください。それが一番FXを上達させるうえで重要ですし、資産運用ですから続けることが大事なんです。
つまり、初心者の方はレバレッジを100倍くらいからでもいいんじゃないでしょうか。一つの目安ですが、参考にしてください!
③最初の資金が少額すぎるとうまく資産運用するのが難しい
最初の資金が少なく済むのが魅力的なのが海外FXですが、投資ですので資金が少ないと勝つのが難しいという点もあります。
少額でも増やしていけるという利点ももちろんあるので、一概に悪いとは言えませんが、資金が厚ければ厚いほど強制ロスカットもしにくくなるので増やしていけるのです。
ですがもちろん小額からのスタートでも億万長者になった人もいます。それがハイレバの魅力ですよね。
まあ完全にリスクをなくすのは不可能ですし、いくら資金を多くしてもトレードの経験がない人がやったらすぐになくなっちゃうので、最初は経験を積む意味でも小額からのスタートで良いと考えています。
対策は、人による
上でも軽く述べましたが、初心者の方は資金を厚くしても負ければ意味がないので小額から初めて経験を積むことが一番の近道だと思います。
上級者、とまではいかなくても、例えば国内FXで割とFXを経験している人は資金を厚くしておいた方がハイレバでもロスカットしにくくなるので厚めにするといいのではないでしょうか。
でもまあ、負けるときは負けます。負けたらどうして負けたのかを分析して、あとはメンタル的にダメだと思ったらその日はトレードを止めて、次に失敗しないようにしましょう。
④スプレッドは広い
海外FXは国内FXに比べてスプレッドが広めです。
理由はこちらの記事【なぜ海外FXのスプレッドは広いのか?】でも詳しく解説してますが、簡単に言うと以下の通りです。
- 国内FXはDD方式という取引方式を採用。海外FXはNDD方式
- 海外FXのNDD方式は、スプレッドのみで利益を得ている。
- 国内FXのDD方式は、スプレッド以外でも利益を得ている可能性があり、信用力が薄い
つまり、スプレッド以外で不正操作をしている可能性があるのが国内FXで、海外FXはそのようなことをしない分、利益をスプレッドで得ているわけです。
嫌な人は、国内FXまたはDD方式採用の海外FXを使う
まあ不正操作をされるかもしれないと思ってわざわざ国内FXを使う人は少ないんじゃないかと思いますが(借金を負う可能性もあるし)、スプレッドが広いのが嫌ならば国内FXを使うのも手です。
しかし、私みたいに借金を負う可能性も無きにしも非ず!です。どちらのリスクをとるか、ということです。
DD方式採用の海外FXも同じことです。
私は国内FXの追証(借金)にこりて、どうせリスクを負うならスプレッドがましだろうと思っています。
海外FXのメリットまとめ
- 詐欺とか出金拒否とか悪い業者や、DD方式採用の使い勝手悪い業者もいる
- ハイレバ投資は危険と表裏一体
- 最初の資金が少額すぎるとうまく資産運用するのが難しい
- スプレッドは広い
海外FXには大きく以上の7つの利点と4つの注意点がありました。
そのすべてを総合的に判断して、当サイトでは6社の海外FX業者をおすすめしています。